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山田 和正
2017年12月12日 02:58
12月。クリスマスツリーが目にしみる。寒い冬の夕暮れに僕はなじみの居酒屋に入って、ビールと餃子を注文する。この店のメニューには5個、6個、8個、9個、10個入りという5つの餃子の選択肢がある。その昔、「7」にまつわるどんな不幸がこの店を襲ったのだろうといつも妄想してしまう。「お客さん、ご注文どうします?」妄想からはっと我に返り、反射的に「餃子5個」と答える。「餃子5個入りま〜す