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VOL.78  Cricket観戦記

紳士のスポーツ

フットボール(サッカー)、ラグビーと並んで人気なのがクリケット。
学校によっては必修科目となっていることもあるそうです。
子どもから比較的高齢の方まで楽しめるスポーツです。
また、非常に国際的なスポーツでもあります。
英連邦を中心に広まったので、
発祥の地、英国をはじめ、
インド、パキスタン、バングラディシュ、オーストラリア、南アフリカなどでは、サッカーをもしのぐ人気だそうです。
特に、インドでは熱狂的な状態。
また、女子のリーグもたいへんな人気。
ここもサッカーと似てますね。
ということで、今回は、
地元英国と、インド出身のクラスメイト夫妻と観戦してきました。
場所は『ザ・エイジアス・ボウル
地元『ハンプシャー・ホークス』のホームスタジアム。
『サセックス・シャークス』との一戦です。

テスト期間が終了し修論スタートまでの貴重な時間

リーグ

英国のクリケットプロリーグは複雑。
1部リーグは、イングランドとウェールズの一部が含まれている。
18チームが年によって2地区や3地区に分かれてリーグ戦を戦い、
最後に優勝決定戦を行うという流れ。
チームには州(county)の名前がついていて、
ファンは地元チームを熱心に応援します。
試合形式はいろいろあるようで。
リーグで行われているのは「T20」という形式。
いくら説明聞いても基礎情報がないのでよくわかりませんが、
試合時間を短くしたもの。
本来のルールは1日かけて戦うものや、数日かかるものもあるらしい。
2003年に「T20」が導入されて、
2~3時間で試合が終わるようになっていますので、
夕方の観戦が可能になったとのことです。

ルールがわからん

小さい頃から野球に親しんできた私にとっては、
クリケットのルールはとても難しく感じます。
投手がボールを投げて、打者が打って…
2人が走っているではないか!
あと、360度どこに打ってもいいのです。
実際に観戦した試合では、
真後ろに飛んだホームランも出ました。
そして、1チームが10アウトになるまで攻撃します。
アウトは、フライキャッチ、バッターの後ろにある棒(ウィケット)が倒される、走者が端から端まで走る前に送球でウィケットが倒される、この3種類です。
得点は、反対側まで走者が走れたら1点、往復できたら2点、ゴロでボーダー(野球的にはフェンスだが線が引いている程度)まで到達したら4点、ノーバウンドでボーダーを超えたら(ホームラン)で6点となります。
10アウトになるまで大体1時間~1時間半かかります。
それを各チームが表と裏でやって試合終了。
大体得点は130点とか150点とかですかね。

この感じで20時くらいです

雰囲気が落ち着いてる

ゆっくりと腰かけて、
ビールを片手に、
夕日で染まった緑のフィールドを、
ゆったりと眺めながら、
わがまちのチームを応援する。
そんな印象でした。
そうです、19時試合開始なのですが、
20:00~21:00あたりが夕日が奇麗なのです。
英国でサッカーも数試合観戦しましたが、
こちらは「熱狂」。
ライブのように初めから立ちっぱなしって感じ。
そういう点では、クリケットはさすが紳士のスポーツだなと。
あと、相手チームのナイスプレイの時も、
惜しみない拍手を送っていたのが印象的でした。
試合結果は、地元「ハンプシャー・シャークス」が勝利!

わたくしは、フィッシュ&チップスを食べながら応援

プロのクリケットの試合が見れたのは、
とても貴重な経験でした。
他に、ゴルフやテニスも観戦してみたいですね。

※メイン写真は、ザ・エイジアス・ボウル

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