都会の寒さと田舎の寒さ。
私の住む田舎では、久々に雪が積もった。
ようやくペレットストーブの出番。と思い、火を焚く。
エアコンの暖かさよりも強く、そして暖かい。
私が大学に行く際に上京して1年目の冬。東京って冬もあったかいんだなぁと思った。いろんな県の地域の友達によって、東京の寒さの感じ方は違った。東京出身の子が寒いと言っている中、雪国出身の私や他の友達は、いや東京は寒くないと言っていた。
大学1年のまだ付き合い出さない頃は、冬でも大学に行く前にランニングしたりもした。田舎では雪が降るので、こんな事できなかったから、都会の冬は走れていいなぁ、と思ったものである。
社会人になる頃には、すっかり東京も寒いなぁ、と思うようになってしまった。東京に慣れたのもあるけど、朝が早くなったからかもしれない。
東京の冬の空気は、ピリピリとシャキシャキ、という感じだった。
街の皆が急いでいるような気がしたし、目的地まで足早に歩いている。そんな私も、今日の仕事をどう進めようとか考えながら、まわりのペースに合わせながら歩く。
毎日、朝出社する時の緊張感からか、空気も緊張しているような気がした。
里帰り出産の為、実家に長期滞在し、そのまま離婚して田舎に住む。
確かに、雪が積もるんだから寒い。田舎の寒さにはなかなか戻れなかった。(いつの間にか慣れていたけど…)でも、外の空気はピリピリ、シャキシャキしていない。雨や雪が多いんだけど、晴れの日も。
朝、人が歩いていないからか?皆は各自宅から車で通勤するからか?
この違いはなんだろう。
娘が10か月になるころの雪は、すごかった。どれくらいかと言うと、一階の車庫が埋まって出入りできない位。少し晴れた日、娘を抱っこ紐で結んで外出した。確かに寒かったけど、空気はふんわりしてるんだよね。
これは、私の感じ方なんだと思う。東京にいた頃は、肩の力が入りすぎていたんだろうなぁ。それとも、若くてやる気があったから?
東京の寒さには、しばらく会えないけれど、また感じてみたい。年を重ねても同じだろうか。
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