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他人を猛烈に動かすためには、4つの要素が必要不可欠である

他人はなかなか動かない。自分の正義を叫ぼうとも、自分の真実を説こうとも、これがなかなか動かない。他人を動かすことでしか価値を生み出せない仕事(例えばサッカー監督)をしている人にとって、これ以上ない大きなテーマである。

何か大きなことを成し遂げようとすれば、もとい、自分一人では到底どうにもならないことを成し遂げようとすれば、多くの「他人」が必要になる。「お前たち、仲間だよな?」という、脅しに近い同調圧力によって動く他人は数に限りがあり、そのうえエネルギーが薄弱で、それによって成し遂げられたことからは、結局、大した価値は生まれない。そのような価値には、まったく興味が湧いてこない。

僕は、あらゆる場面において、他人を猛烈に動かすために、そして動かし続けるためには「4つ」の要素が必要だと思っている。

それが『スピーチ』『ストーリー』『セレモニー』『シンボル』だ。


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