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蹴球症候群

他分野を通してサッカーを解明し、サッカーを通して他分野を解明する
サッカー、またはサッカー以外の分野から日々何を学んでいて、何に気付いて、何に疑問をもち、どんな風に… もっと詳しく
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2020年8月の記事一覧

もしも「経済を止めることができる世界」だったとしたら、サッカーは生き残れるのか。

極端な環境に身を置けば

『卓球のようなサッカー』と『ビリヤードのようなサッカー』がわかるとゲームが創れるようになる

チャンピオンズリーグという、世界で最もレベルの高いサッカーのゲームを観ていると、気が付くことがある。僕はいま、訳あってJ1・2・3のゲームを週2試合は必ずフルで観ているのだけど、これまた気が付くことがある。 『分析とは比較することである』とシンプルに言い表すことができるが、世界で最もレベルの高いサッカーと、自分が「慣れ親しんできたレベル」のサッカーを比較して観続けると、明らかにそこにはなんらかの「違い」があり、それは所感的で主観的なものなのかもしれないが故に、誰かと共有する

第4話:インパクトのある国 編|『あのサッカー大国は、天国か地獄か』

第1話:はじめてのひとり旅 編 第2話:他人と違う自分 編 第3話:欲に素直になる 編 第4話:インパクトのある国 編 進む道を決める時、僕は「直感」に素直になる。これまでもいくつか決断をしてきたけど、それらは全て人生にとって大きな分岐点となるもので、18歳でサッカーをやめて東京を出る時も、24歳の時に旅をする時も、そしてアルゼンチン来ることを決断した時も、「この道しかありえない」と感じていた。だから誰かに止められても、やめておいた方がいいよと言われても、全く耳をかさなく

あなたにはなぜ、一貫性がないのか?

サッカー監督とはブランディングである。2年ほど前に書いた記事に、僕はそう書いた。確かにこれは、今でも思う。サッカー監督の仕事とは、ピッチ内外問わず、ブランディングをしていく過程そのものだし、そのうえ監督は、クラブのブランディングの一部として機能しなければならない。 あれから2年が経って、僕は相変わらずブランディング、ブランディングばかり言っている。当時よりも専門的な知識はついただろうし、実際にサッカークラブのブランディングをするまでになった。 ただ「自分がブランディングば