第21話 │ 衣・食・住
私の幸せ『食』
生活していく上での3大要素衣食住だが、
一人暮らしの身で、1番お金をかけているのは食だ。
仕事柄もあり日々食に対して割く時間が当然ながら多い。
もちろん生きていくためにという根本的な絶対に必要不可欠なものであるが、われわれは他の動物とは違い人間である。
食べることを楽しみとし、火を用いてより安全に美味しく追求できる。
料理や嗜好品(ケーキや紅茶など)が大好きである。
人はそれぞれ幸せと思うことがある。
どこかで読んだ本にこんなことが書いていた。
「幸せは2種類ある。日常から抜け出して非日常を味わうことで得られる幸せと、非日常のためにある普段の日常での小さな幸せ。」
これを読んだ時に後者の幸せは自分にとっての食だと感じた。
初めに生きていくためにという意味で必要と言ったが、自分の場合はなんでもいい訳では無い。
家で作る料理は必ずその料理に合わせたお皿に盛りつけるし、彩りも香りも意識して料理を作る。味の追求は果てしなく自分でやることに限度が来てしまうが、見栄えや器などは自分で選べる。
特に日本食が好きなのだが、豆皿にかわいく盛られた副菜や煮物の上に乗った木の芽など(植木鉢に木の芽を栽培してる)机の上に広がる景色に心の底から喜びが込上げる。
気分が上がるから好きなカメラにも収めたくなるし、たまにSNSにも日記感覚であげたりする。
すると、たまにこんなことを言われる「1人なのによくそこまでできるよね」と。少し羨望が混ざったようなその話し方には、皮肉も滲んでいるように感じて心のモヤモヤをうんだ。
前置きが長くなってしまったが、この言葉を聞いて考え出したことが今回の本題だ。少し回りくどく前置きを書いたのもこれから書くことへの補足も兼ねている。
人によって重要視するところ、時間やお金をさくところは完全に異なる。
タイトルの通り衣食住に絞って話すとすると、完全に食に対しての割合が多く、自分が楽しい幸せと思えることに直結している。
一人暮らしであろうが、家族と共に暮らして自分の作る料理を食べてもらうことになっても私からすれば料理の完成は決まっているので同じなのである。
つまり自分の中で「うん、これなら気分が上がる」と思うものしか作らない
もちろん節約レシピやインスタントの時もたまにはあるし酷く疲れきってる時には食べることだけで精一杯になってしまう。
その時のご飯を見て「あー、今日のご飯寂しいな」とか少し落ち込んでしまうこともあることは事実。
だけれども、小さくても幸せを感じてその瞬間を作れるならばもちろん作るし盛り付けも器もテンションの上がるものをする。
自分自身、食器が好きだから洋服を買うなら食器が欲しいし気になる調理器具とか雑貨を買ってしまう。
自分の身なりや容姿に関してかなり無頓着なのでInstagramや普段会う友達、通勤中に見る同世代の人達、その人たちの美意識の高さやこだわりには感心させられる。
だけど、経済的な面だけで話すとそこへの支出は限りなく少なくその分が食に回っているとすればなにも不思議なことは無い。
お金の使い道などまさにこれこそ人それぞれだが私は目的のない貯金をするために生活を切詰めるくらいなら、幸せになれるものがお金で買えるなら買ってしまった方が良いと思う。
豊かにするために自分のいいと思えることに正直になっている人って少しは魅力もあるんじゃないかなと。
そんなふうに考える。
それにしても家賃と税金って高いね
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