見出し画像

日々の旋律:自分史(3-2)

中学校時代の思い出

前回はこちら

勉強と成績、友達との時間

勉強と成績

勉強については、特に得意な科目もなく、成績も中の中。好きな科目は音楽、体育、国語で、これらの授業がある日だけは学校に行くのが少し楽しみでした。音楽の時間は、楽器を演奏したり歌を歌ったりするのが楽しかったです。体育は体を動かすことが好きだったので、特に体育祭の季節になると張り切っていました。中学1年の時は足が速く、体育祭で1500m走の選手に選ばれました。クラスで2人選ばれるこの競技に選ばれたのは、成績によるもので、やっぱり私は足が速かったのだと思います。国語は文章を読むことが好きで、物語に夢中になりました。一方で、理数系の科目は大の苦手で、数学の授業中はいつも時間が止まったかのように感じました。試験勉強は毎回「次こそは」と決意するものの、実際には直前に慌てて教科書を開くことが常でした。テストの点数は期待通りではなく、先生からの評価も平凡そのものでした。

友達との時間

友達との時間が一番楽しかった。放課後には公園で遊び、友達の家でファミコンに夢中になりました。初代ファミコンが出始めた頃で、友達の家で集まっては、画面の中の世界に没頭しました。マリオがジャンプするたびに、一緒に跳ね上がる自分がいました。夏休みには一緒にプールに行き、溺れそうになりながらも大笑いしていました。近所に仲の良い友達がいて、土曜日の夜に集まって泊まりに行ったりして遊んでいました。そんな時、テレビで「オールナイトフジ」という番組を見ながら、青春時代ながらワクワクしていたのを覚えています。勉強なんてものは二の次で、友達と過ごす時間が何よりも大切でした。

家庭の状況、写真撮影への興味、初めての猫、青春18きっぷの旅

家庭の状況

この時期、父親はよくお酒を飲んで家で暴れたり、外で酔っ払って警察署に連行されて迎えに行ったりすることもありました。警察署からの電話が鳴るたびに、家の空気が一変しました。また、兄は高校に入った頃から家の中で暴れるように。皿が割れ、物が飛び交う騒ぎの中で、私は静かな場所を求めて外に出ることが多くなりました。

ある夜、父が酔っ払って帰ってきて、姉が友達と長電話していることに腹を立てていました。

「俺はなぁ、電話が嫌いなんだ。電話、トンカチ持ってこい。」と父は言いました。

私は恐る恐るトンカチを持ってきました。その間に母と姉と兄は逃げて、親戚の家に行ってしまいました。家には父と私の二人だけが残りました。父はトンカチを持って電話を壊し始めました。ガラスが割れ、プラスチックの破片が飛び散る音を聞きながら、私は酒飲みは本当に怖いと思いました。それでも、こうした経験が私の人格形成に影響を与えたのかもしれません。

写真撮影への興味

中学3年生の頃から写真を撮ることに興味を持ち始めました。家にあったフィルムの一眼レフカメラで、主に風景や猫、家族、友達の写真を撮っていました。シャッターを切る瞬間の緊張感と、その後の現像で現れる写真の楽しさは格別でした。友人と一緒に鉄道写真も撮りに行きましたが、鉄道自体にはそれほど興味はありませんでした。それでも、構図や光の使い方を学ぶ良い機会となりました。

初めての猫

中学3年の時、学校の下校時間に茶トラの猫を見つけました。とても人懐っこく、私についてきて家までやってきました。それまで猫を飼ったことがなかった我が家にとって、その猫は新しい家族の一員となりました。父親が「家で飼ってあげようか」と言った時の驚きと喜びは忘れられません。姉も兄も猫のことを可愛がり、私ももちろん猫が好きで、少しだけ家族が団結したような気がしました。

青春18きっぷの旅

中学3年の冬休み、高校に上がる前の休みに、青春18きっぷを使って四国や九州まで旅行に行きました。岡山から四国に渡る際には連絡船に乗り、その船がすごく情緒がありました。帰りも青春18きっぷを使って九州から戻ってきました。

中学校時代を振り返って

中学校時代は、子供から少しずつ大人への階段を上る時期でした。新しい経験や挑戦があり、その中で自分自身を見つける旅が始まりました。友達と過ごす時間や部活での経験は、今でも鮮明に思い出されます。日々の小さな出来事が私を成長させ、今の私を形作っています。

つづく

次回は、高校時代の思い出についてお話しします。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?