あなたは「価値」を明確に定義できていますか?
「価値を決めるのはいつだって自分だ。」
フォローしてるマーケターの方がこんなツイートしていました。僕はこれに関して反論があるんですけど、プロレスする気にはなれなかったのでそこで思ったことを日記にします笑。
結論僕は価値を決めるのは自分ではなく相手だと思っています。
「価値」を考えるきっかけになったのは、色んなところで価値価値言われてるけれど、人それぞれで定義が違うなって思ったからです。
特に学生はひどいです・・・ここ1年間くらい就活生と話す機会が多いんですが、彼らの話を聞く中で2つのキラーワードがあることに気付きました。
それが「価値」と「成長」です。
「なんで働くの?」「どういう軸で会社見てるの?」て質問を投げると、
「とにかく成長したい!」
「価値貢献したい!」
「お金稼ぎたい!」
この3つのどれかは確実に入ってます笑。
学生「お金稼ぎたいです!」
自分「いくら稼ぎたいの?」
学生「1000万くらい」
自分「なんで?」
学生「・・・」
お金に関してはこんな感じのやりとりで終わることがほとんどです笑。
「価値」と「成長」に関しては、こんな感じになります。
学生「とにかく成長したいです!」
自分「成長してどうなりたいん?成長の定義って何?どうなったら成長?」
学生「・・・・」
学生「価値貢献したいです!」
自分「価値って何?」
学生「・・・・」
「お金」よりも解像度が低く、ほぼ思考停止でこのワードを発しているなと思っています。接する学生がいわゆるベンチャーを目指している学生が多いのもあると思います。
ベンチャーにいけば成長できるっていいますもんね。僕はそうはそうは思わないですけど笑。成長できる=ベンチャー 、安定=大手 みたいな風潮があるのは確かです。
学生はそれに流されすぎなのかなと。ここに関して問いを投げかけるのが僕の仕事と思ってます。問いかけて考えるきっかけを与えるのが目的です。問いかけるだけでは無責任なので僕も考えてみた結果上記にしたような答えになりました。
僕なりの答えに関しては、他者の言葉も借りていますが、一言で言えば、
「価値=相手の変化量」
です。これも他者の言葉ですが、しっくり来てるのでこれパクらせてもらっています。
1つ例を出します。
“ボールペンの価値”ってなんですか?と問うと
「文字がかける」「思いを形にできる」・・・
こんな答えが返ってきます。確かにこれらはボールペンの価値だと思います。でもよくみてみると、ボールペンの価値にボールペン以外の登場人物がいます。文字を書くのはボールペンではなく”人”です。思いを形にしたいのも”人”です。
それを実現するのがボールペンなだけです。
ボールペンにあるのは押したらインクが出る”機能”だけです。ここに人の成し遂げたい”目的”が加わって、”ボールペンの価値”になります。
「ボールペンの価値=インクが出るという機能+思いを形にしたい」
という目的っていう構図になります。
価値=機能+目的(使用者の)です。
ボールペンは”文字を書きたい”と言う目的がある人がいることで初めて価値を生み出せます。
ペンがなければ文字を書けなかった人が、ペンが持つ機能を使うことでかけるようになった。ペンが介在することによって変化した事象が”価値”であると解釈してます。
なので相手(使用者)がいて初めて価値は成り立ちます。使用者の”目的”を自分が持つ”機能”で満たすことで価値が生まれる。つまり誰かの目的を果たして初めて自分の価値になるんだと。
だから結論としては、「価値とは相手の変化量であり、価値は自分で決めるものではなく相手が決めるもの」と僕の中では定義しています。
マーケターさんへの反論はこんな感じです笑。
学生に関しては”機能”部分を大きくすれば価値が生まれると思っている人が大多数です。「その機能を誰のために使うの?」の視点が抜けきっている気がします。その視点が抜けているから「成長」も少しずれるのかなと思ってます。
みなさんにとっての「価値」の定義はなんですか?
ーーーーーーー
この文章、誰が書いたと思いますか?
実はコミュニティに参加してくれている学生さんが書いてくれた「日記」です。僕も含め、コミュニティの社会人メンバーは大いに歓喜しました。
なんて素晴らしい学生さんなんだと。やはり知的水準に年齢差は関係ない、学びは年齢に依らないという事を改めて実感しました。
コミュニティ内では「日記」という文化が定着し、思考のハードルを下げた取り組みが日々実践されています。これらの内容を元に質疑応答を交え、問いを深めていくのです。
問答を通じて本人に気付きが生まれ、それが現実社会でのアクションとなっていきます。その支援を参画メンバー全員で行うのです。
少しPRになりますが、そのコミュニティが、
こちら↓(学生版)
こちら↓(社会人版)
となっています。興味のある方は是非TwitterのDMより管理人である私に問い合わせ下さいませ。また、月次で体験入会も行っております。
おわり
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?