あなたのジャイキリ

コミュニティ活動の5カ月を振り返って

7月1日に立ち上げたコミュニティですが、お陰様で5ヶ月が立ちました。先月は体験入会企画も実施し、体験頂いた方も改めて本格的に参画頂けることになりました。幸いな事に離脱者が0という事実もありがたいことです。

本記事では、これまでほぼ公開してこなかったコミュニティ活動を、参画者に声と併せて紹介すると同時に、ここまでの振り返りの意味合いもかねて記していきたいと思います。


(1)活動概要

ビジネス場面における問題解決を通じた自己実現をコンセプトに運営しています。テーマは「関係性」です。著書「嫌われる勇気」で有名になった心理学者のアドラーは「全ての悩みは人間関係に起因している」と述べています。この見解を前提に、テーマの提示者に対して問題解決を図る上での支援を行う事が主な活動です。その過程の中で、記事や著書と言ったコンテンツを共有しつつ、参画者の知見や見識を高める事を主眼としています。

提示されたテーマについて、侃侃諤々と(たまにはゆるりと)議論を重ねる事で、テーマの提示者だけでなく、レビューする側にとっても気付きがあります。むしろレビューする側にとっての方が学びは多いかもしれません。主宰者としての私自身がその事を一番実感しています。


(2)活動方針

コミュニティにおけるミッション・ビジョン・バリューを設定しており、それらを活動の方針としています。

1.ミッション(存在目的)
参画者にとっての「心の拠り所」となり、参画者の「GIANT KILLING」を支援する。

2.ビジョン(目指す姿)
参画者一人ひとりが心理的安全性の元、自由闊達な議論や情報共有を主体的に行い、当事者の問題解決支援に積極的に関わる事を通じて、コミュニティの一体感を醸成し続けている。

3.バリュー(行動指針)
・思いやりの心を何よりも大切にする
・何事もまずは肯定的に受け止める
・労いと承認の心を忘れない
・積極的な発信者となる
・当事者の問題解決に親身である
・否定的見解には代替案の提示を同時にする

私は主宰者であり管理人という立場ですが、このコミュニティが私個人のモノという感覚はありません。コミュニティはあくまでプラットフォームであり、主役は参画者の方々です。


(3)活動状況

現在10名の参画者の元で運営をしています。直近のテーマだと、

・パワハラ人間への対処法
・マウント人間への対処法
・新人教育のあるべき姿

などです。個別対応のみではなく、それも踏まえ組織をどう動かしていくか、という観点を重視しています。参画者の状況や、テーマ自体の得手不得手などもあり、全員が全員積極的に参画されているわけではありませんが、概ね4割程度の方が随時議論に参加されている状態です。

中には自らコンテンツを作成してくださる方もいます。参加者全員がフル稼働という訳ではありませんが、多くのコミュニティにおいて主体的に活動される方が5~10%という数字を加味すると、積極的な活動が出来ているのではないでしょうか。

議論が深まればその分気付きも大きくなり、処世術としてのリアルなコンテンツが蓄積されていきます。参画者にとっての本質的な価値は、現実問題における対処法と同時に、参画すればするほどに知見や見識がアップデートされる点にあると思っています。

先月中旬に体験入会され、今月より本格的に参画下さった方より以下のような感想を頂きました。

感想

「参画者のレベルが高い」との事ですが、私を含めて他の参画者は恐らくそのようには感じておらず、テーマ提示者のレベル感や状況に合わせて対応させて頂いています。

まじめに議論をするのはもちろんですが、心理的距離を縮める雑談の類もあり、そのメリハリがあるのは特徴でもあります。いずれにしろ、主体性とユーモアがあり、他者の問題解決に親身な方々に参画頂いているのではないかと思っています。荒れたり炎上したりすることもありませんでした。


(4)良かった点、改善点

ここからは主宰者である私個人の振り返りです。コミュニティ運営の全体像を念頭に以下にて箇条書きにしてみます。

【良かった点】
①コミュニティのスケールを目指さなかった
②それ故少数精鋭で深い議論ができた
③言語化する事で思考がクリアになった
④提示テーマからコンテンツのヒントを得られた
⑤徐々に事例がストックされてきた

【改善点】
⑥テーマの提示頻度を上げても良い
⑦初めから結論としての答えを提示しない
⑧管理人はよりファシリテーションに従事する
⑨コミュニティ活動を外部へ発信する
⑩新たなメンバーの加入を歓迎する

コミュニティ開設当初はスケールを目指していましたが、すぐに方向転換をしました。ある程度のコンテンツや参加者の声を踏まえた方が中長期的には活性化すると考えたからです。この方針は功を奏したと考えています。

また、議論の基本はドキュメントを用いたチャットベースとなるため、口頭でのやり取りを全て言語化します。言語化する過程において思考が明確になり、新たな気付きや別の観点を得る事が出来たと思っています。

口頭ベースでの議論にももちろんメリットがありますが、逆に議論の過程が全て見える化されている事で、後々の振り返りにも効果的でした。(使用しているGsuiteというツールでビデオ会議も実はできるのですが…)

改善点も様々ありますが、参画者のテーマ提示を促す示唆的な質問や投げかけがあまり出来ていなかった事が一番です。これは私自身の課題でもあります。また、コミュニティ活動の内容自体を基本公にしておらず、興味はあるものの、中々参画に踏み切れないというお声も頂きました。

これらの点を踏まえ、コミュニティ活動の中身を固めつつ、外部へ発信していくことを今後の方針として進めていきたいと思っています。


(5)まとめ

オンラインでのコミュニティ運営は私自身初めての経験であり、ここまで手探りの状態で進んできました。参画頂いている方、今後参画される方にとってより良い価値を提供できるよう私自身がまずは精進せねばと強く思っています。

ただ一方で、本コミュニティの運営コンセプトは有識者やインフルエンサーからのトップダウン形式ではなく、参画者で創り上げるボトムアップ形式としています。

もし今後、参画頂ける方がいるとすれば、受動的な受け身の姿勢ではなく、自ら解決したい問題のある、課題意識を持った方々に参画頂ければ、コミュニティの価値も上がると確信しています。


コミュニティについてなど、ご不明点やご質問があれば、以下より何なりとご質問ください。真摯に対応させていただきます。


おわり


追伸:
転職、出世、マネジメント、人材育成などテーマを設けた人数限定の体験入会を定期的に実施していこうと考えています。ご興味をお持ちの方は是非ご一報ください。よろしくお願いいたします。


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