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オードリー若林に、そのまま生きろと言われた気がした。


オードリーのオールナイトニッポンを聴き始めてから、3、4年くらい経った。

夜中なので、リアルタイムでは聞いてないけど、アーカイブは欠かさず聞いてしまう。

なんではまったのかはあんまり覚えてない。たぶん家事とか寝る前に音声だけ聴きたくなって、芸人のフリートークでYouTubeで検索して、そこで若林さんの話のまとめみたいのがあったんだと思う。

オールナイトニッポンという単語は聞いたことあったけど、勝手に昔の番組っていうか、今もやっとるやつなんや!
って思ったのは覚えてる。

今まで芸能人のイメージといえば、明るくてみんな社交的、飲み会が好きで、休みの日はアウトドアを楽しみ、家にいる時間が少なそう。みたいな偏見丸出しの価値観だったのを、若林さんは丸ごとぶち壊してきた。

人見知りで、女性が苦手。飲み会が苦手で一人で散歩が趣味。当時聴き始めた時の若林さんは、こんなことばかり話していた。

そこで親近感というか、ラジオでこんな深い話するんだ〜って思ってはまっていった。
ラジオよく聴く人はわかるかもしれんけど、ラジオやから深い話をしてくれている気がする。

人見知り芸人、女の子苦手芸人の枠で番組にでていた若林さん。一旦そのキャラクターで番組にでると、ずっとそのキャラクターでなければならないのかなと思ってた。

だって、人見知りとして呼ばれてたのに、人見知り治りましたわ〜て言っちゃったら、もう番組呼ばれないじゃんね。

でも若林さんは違った。
人見知り治ってきたんだよね。ってラジオで話すし、女の子に慣れるためにガールズバーに言ってるっていう話もする。
自身を風俗野郎とも言っている。

本当のことをちゃんと話てる気がした。変わるのって怖いことだと思う。ましてや芸能人なんて、一回そのイメージがついたらそれを変えるのって一般人とは比べれんくらいのことかなって思うよね。

言ってることも若林さんは変わったりする。絶対にゴルフにはまることはないって言って、何ヶ月後かにゴルフにはまったりする。

なんかそれが、すごい良い生き方やなって思うんよね。
自分はゴルフは絶対にやらないと思うって言ってて、でも実際にはまったら、はまったわー!ってちゃんと言えるってすごいやん。
ちょっと隠したくなりそうやん。

そういう考え方や価値観が変わるたびに教えてくれる生き様がめっちゃ好きでこうありたいなと思ってる。

クリーピーナッツのDJ松永の言葉を借りると生々しいんよね生き方が。
自分も変わってもいいんだって思わせてくれる。

今日、同じ会社の寮に住んでいた友達が引っ越した。上京するタイミングがちょうど同じくらいっていうこともあって話はあった。
ほぼ毎日顔を合わせてたし、なんかずっといるもんやと思ってたけど、急にお別れが来た。

ちゃんとありがとうとか、これからもよろしくとか言えたらいいんやろうけど、なんか恥ずかしてく運転気をつけろよ。となんか赤足のゼフみたいにそっけない感じになってしまった。

サンジみたいに熱い返事はなく、おう。とそっけなく返されてしまった。

そして、なんか寂しくなって若林さんのフリートークを聴きながら夜の散歩をして、帰ってきてこれを書いている。
自分はまだ理想のお別れをしたことがないかもしれない。いつも少しカッコつけて平気なふりをしてしまう。

短大時代、夏休みが終わり寮に帰る時との母さんとの別れも、短大の卒業式の友達との別れも、岡山でお世話になった人との別れも、滋賀で一緒に住んでた友達とも、そして今回の友達とも。

いつも決まって別れた後に一人で号泣してしまう。車の中で、夜の散歩で、自分の部屋で、いつになったら本当に思っていることを相手に恥ずかし気もなくちゃんと伝えられるようになるんやろうか。

わかんないけど、自分も生々しく生きていく。今の自分はまだ恥ずかしくてカッコつけてしまうださいやつやけど、理想のお別れができたらまた聞いて欲しいんすわ。





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