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Photo by
mizunouta
真っ白なユニフォーム
小学校4年生から野球クラブに入った。
なんでって聞かれるとなんとなくだ。プロ野球選手になりたかったわけでもないし、特別野球が好きだったわけでもない。
今思うと毎月お金もかかってただろうし、スパイクやグローブなどいろんな用具も買ってもらった。
それなのになんとなくでやるってよくないなと今は思う。
昔も今もこれが一番好き!これがやりたい!これを極めたい!と思えるものがない。
本当に好きなものに夢中になってる人は無条件でかっこいいし憧れるし尊敬している。
小学校の野球でヒットを打った記憶がない。さすがに出塁したことはあったけど綺麗にヒットを打った記憶が本当にない。
練習用のユニフォームもみんなはスライディングでユニフォームを汚したりズボンに穴をあけたりする。
穴が空いた部分は上から分厚めの布を縫い付けて補強する。
自分はいつも真っ白だった気がする。おそらく一度も穴を開けたことはない。
なんとなくやってるふり。やってる感をだしてやる気のあるふり。
監督やコーチからしたらそういうのって一瞬でわかるんやろうなーと思う。
本気でやるん恥ずかしかったんやろうなあ。みんなより下手やったから。そんなやつがちゃんと練習してるんに、ずっと下手って思われるんが恥ずかしかったんかな。
何もしなければ失敗はしない。チャレンジしたら失敗するかもしれん。
チャレンジする勇気がなかったなー。
かっこいいんにね本気で頑張る人って。
外野守ってる時は自分のとこに飛んできたら毎回ホームランでしたわ。
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