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2週間のカオスを振り返って

こんにちは、セロトニン大学生のかずまです。
大分県別府市にある、APUという学生の50%が留学生というちょっと変わった大学に通っています。
外部では、プロコーチとしての活動やマーケティング関連でインターンシップをしたり、イベントの立ち上げをしたりしています。

この2週間、僕はハリケーンのような激動の中にいた感覚があります。思うように身動きを取ることができず、流れるように毎日が進んでいきました。
今感じている感情や気づきをこのままにしておいては、あとで振り返ることができないと思い、羽田空港のラウンジでパソコンに向かっています。

箱根キャンプの始まり

この激動が始まったのは、3月26日でした。箱根で1週間開催されていた高校生向けのキャンプ中でした。
コーチングスクールの代表が開催しているイベントで、運営スタッフとして参加しました。
イベントの趣旨を軽くまとめると、高校生が社会で独自の道を切り開き、活動している起業家やイノベーターの方々との生活を通して、1週間で自己変容を目指すキャンプです。
その方法として、瞑想や食、香りなどの生活において基礎となる部分を見つめ直すプログラムなどもありました。キャンプ中、高校生だけでなく私たち大人チームもたくさんの刺激を受けました。
自分が本当にやりたいことをやっているのかわからなくなり、自問自答する高校生や、キャンプを通して自分の職に違和感を感じ、会社を辞める決断をする大人たちがいました。
全ての人が100%心から望む人生を歩んでほしいと思って高校生、大人と関わっていました。


箱根キャンプ
ソウダルアさんによる食卓

箱根キャンプ中のできごと

合宿中、私もすごく刺激を受けて、挑戦を怖がっているという自分の弱さと向き合うこととなりました。
大きな転機となったのは、起業して上場を経験したのち、ラッパーと書道家という肩書きを持つ方とお話しした時でした。
自分の今持っている「やりたいこと」についてお話しさせていただいた次の瞬間、
「結局は、イノベーションを起こしたいっていうことでしょ?やっちゃいなよ」
と、言われました。

普段は自分のやりたいことについて話すと、多くの方が解像度の高さを褒めてくださったり、おすすめの行動や人を紹介してくださる方が多かったので、"一瞬で斬られた"という感覚でした。
うっすらと気づいていた自分が挑戦していないという現状を、一気に突かれました。
そしてその日の夕食の際、お花が装飾されたテーブルにあったドライフルーツを見て、
「これ食べられるのかな?」
と、私が言ったのに対して、先ほどお話しした方が、
「食べられるかどうか、僕は食べてから考える。それが君と僕の違いかもね。」
と、言われました。
言われた瞬間は心臓に釘を刺されたような感覚でしたが、自分と向き合うことが必要だということを強く気づかせてくれるきっかけでした。

その後の日程で、多くの人と会話をする中で、"挑戦する”ということについて今一度向き合うようになりました。
その中で、今まで現実性を強く意識してしまう自分がいると感じていたところについて、瞑想家の方からいただいた、
「今まで野球と真剣に向き合ってきたのが体を見たらわかる。でもその分、方から外れるということができなくなっている。」
という言葉で、自分のずっと疑問に感じていた現象を理解することができたように思えました。

箱根キャンプでの気づき

今までを振り返ってみると、型破りの案を出したり、現実味のない案を出すことが苦手でした。
どうしても案を出す前に"これって本当にできるかな?"と考えてしまいました。その結果、現実味のあるありきたりな案にまとまってしまっていました。

少しコーチング領域の話になりますが、時間軸は3つ存在します。過去、現在、未来です。
今までコーチングスクールのワークでやってきたのは、"過去"の出来事を振り返ることで"現在”の枠を固めるというものでした。私の今までの思考パターンとも合っていて、現在のやりたいことや今までの活動とのつながりに対する納得感はとても高いです。
しかし、"現状"と”未来”という軸で見た時、私はあまり向き合い切れていないことがわかってきました。
つまり、"過去"を見ることで"現在"を理解することができます。
一方で、"現在”に対する認識を変えることで"未来"を変えることができます。(現状に対する認識とは、自分の持っている思い込みに加えて、自分の立てる目標も含んでいます。)

ここまでの出来事をまとめて、箱根キャンプでの気づきとしては、
「自分の現状に対する認識を変え、とりあえず動いていこう」
とします。
(他にも、ラッパーとして活動しており、外見は少し怖いけど通りがかりに、「ランチ行こうよ」と言ってくださった方など、影響を受けた方は多くいました。周りの人のことを"敵"だと無意識に感じていた自分にとっては衝撃的な出来事でした。)


SSAADNさん

釧路合宿

ある方との出会い

その箱根キャンプで、出会った方と他のミラクルも起きていました。
食事の合間にたまたま立ち話をしていると、目指している世界観が似ている部分があり、話の弾む大人の方がいました。私のコーチングスクールのメンターだった方も巻き込んで、3人で立ちながら話していました。
すると、一般財団法人を作りたいと思っているというお話が出ました。その財団法人の目指す世界観が私たち2人の世界観とも似ていたため、そこで意気投合し、一緒に活動をしてみようということで話が進みました。
箱根キャンプ中に(ちゃんと許可をもらって)1日抜け出して東京へ人を紹介していただきに行ったり、箱根キャンプの2日後にもその方の活動拠点である静岡県の水窪という地に行き、活動を見させていただきました。水窪に山や家をたくさん持っている方でしたが、その活用について最適解に辿り着いていませんでした。

前日に決まった阿寒湖合宿

するとその方が次の日から北海道の阿寒湖で活動があるという話が出ました。
正直にいうと、箱根キャンプでの疲れもあるし、そもそもお金がなかったので、私は行かないという決断をしていました。しかも、大分に帰る飛行機のチケットを予約していたので、行けても3日間しか行けないという状況でした。
すると、コーチングスクールのメンターだった方が、自分のチケットだけでなく私のチケットも買ったと言ってきました。
「え?行かないって言ったじゃん?笑」というのが最初の感情でした。しかし、もしお金があったら多少体力的にキツかったとしても行きたいというのが本心でした。

川の流れに身を任せるように、水窪から夜中に車で実家に帰り、荷物をまとめて朝の便で釧路空港に飛びました。本当に洪水で流されたような状態だったので、阿寒湖が北海道のどこに位置するのかもわからない状態でした。(阿寒湖3日目にしてどこにいるかわかりました笑)
阿寒湖での3日間は本当にあっという間で、とても濃密でした。活動の視察をさせていただいたり、実際にその活動に関わらせていただくために、レインコートを着てゴーストバスターズみたいになったりしていました。
3日間を通して、実際に水窪での活動がどのように形作られてきたかを体験することができ、これからの活動に向けてとても重要な経験となりました。


ゴーストバスターズならぬ、バンジーブラザーズ


子守も少し体験させていただきました

また、阿寒湖にいた3日間、コーチングスクールでメンターだった方とも温泉に入りながらたくさん語り合いました。日々たくさんの活動を紹介していただいていたので、情報量が多すぎて頭がパンク気味でしたが、温泉で語り合う時間は自分のこれからの活動を整理する機会になり、私にとってとても重要な時間となりました。そして、これから先一緒に活動をやっていこうという話もすることができました。


これからの活動

その中でも、自分の作りたいと考えている世界観を重要視しながら活動をしていきたいと考えています。
これから起こりそうな活動は、

  • 立ち上げようとしている財団の理事としての活動

  • メンターの方の会社での活動

  • 自分でイベントの企画


約2週間毎日一緒にいた元メンター、現社長

2週間ほど、本当にハリケーンの中にいて、周りを見ることができない+たくさんの情報が入ってきて追いつかないという感覚でした。
返信を打つ余裕もなく、リスケさせていただいた予定もあり、大変ご迷惑をおかけしましたが、人生のトランジション期であったと感じています。

では、乗り継ぎの時間もそろそろなくなるので、大分行きの飛行機に乗って家に帰ろうかと思います。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

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