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サッカー選手 × 地域おこし協力隊

年が明けて少し経ちますが、、、
皆さん新年明けましておめでとうございます!!
年も変わったこのタイミングで、久しぶりにnoteを更新していきたいと思います!

今回は、「2023年の振り返りと2024年の抱負」をテーマに書いていきます!
このnoteで去年の振り返りをして決意新たに2024年を歩んでいきたいと思っています!


<2023年の振り返り>


1つ前の記事にも書きましたが、2023年は僕にとって大きな変化があった1年でした!

チームが思うように決まらなかったこと
第1子となる息子が誕生したこと
九州リーグのヴェロスクロノス都農に移籍したこと
それに伴い、家族で宮崎県都農町つのちょうに移住したこと
サッカー選手でありながら地域おこし協力隊になったこと

住む場所も、仕事も、関わる人も、生活リズムも。
たくさんの変化があり、書き出してみると改めてすごく濃い1年だったなと感じます。

大変だったことも楽しかったこともたくさんあったけど、そのお陰で自分の中に新たな刺激が加わり新たな価値観を見出すことができたと思ってます!

全部書いていたら長くなるので、色々あった1年の中でも特に、僕にとって大きな経験となったこと3選を紹介させていただきます!!

《その1 なかなか決まらないチーム》

2023年はヴァンラーレ八戸を契約満了になったことにより、新天地探しから始まりました。
結果的にヴェロスクロノス都農に加入したのが4月なので、約3ヶ月無所属。
この時間というのは、ここまでの僕のサッカー人生の中でも1,2を争うほどの難しい時間になりました。

この記事を書く上で自分の過去を色々振り返っているのですが、八戸退団時の自分のコメントを読んでみては改めて八戸では良い時間を過ごす事が出来たなぁと思い出に浸りながらも、

あぁここからが地獄の時間のスタートなんだよなぁと。

ここ数年はコンスタントに試合に出ていたし、昨シーズンも半分程は試合に出れていたので、どこか新天地探しは楽観的でまぁ決まるでしょうって感じでいましたが、なかなか決まらず…

年明けにとあるチームの練習参加をしたのですが、そんな楽観的な考えが仇となりコンディション的に厳しく練習についていくので精一杯。
結局、結果は不合格。

その後は増嶋さん主催のReback projectでトレーニングをして都農の練習参加をしたのですが、Rebackで肉離れをしたことにより都農の練習参加をほとんどこなすことができず即オファーには至りませんでした。

奥さんが妊娠中だった事もあり、押し寄せる焦りや将来の不安。
身体的にも精神的にも相当追い込まれた状況でした…
今思い出してもキツいくらい去年のこの時間は僕にとって本当に難しい時間でした。

ただこの時間が僕を成長させてくれたと思っています!
その後は息子も元気に産まれてきてくれて、都農からオファーをもらうことができた訳ですが、今ある環境を当たり前と思わなくなったし、現役の時間をより大切にできるようになりました。
これが去年の自分の成長の大きな後押しになったなと感じています。

2023年、家族で凄く幸せに暮らす事が出来たし、クラブからもプレーヤーとしてだけではなく僕のパーソナルの部分を大きく評価していただけたことは間違いなくこの時間があったからだと思っています!


《その2 地域リーグの沼》

ヴェロスクロノス都農に移籍してきてチームとしても個人としても2023年の目標に掲げていたのが「JFL昇格」

結論から言うと、2023年はその目標を達成する事が出来ませんでした。

地域リーグ初挑戦の僕は色んな人から「地域リーグからJFLに昇格するのはすごく難しい」そう聞いていましたが、それを肌で感じることとなりました。

JFLに昇格するには、地決で優勝しなくてはいけません。
その前にまず、地決の出場権を勝ち取らなくてはいけなくて、その出場権への道もとても険しいです。
出場権を得る方法は、地域リーグ(ヴェロスクロノス都農は九州なので九州リーグ)で優勝するか、全社を勝ち抜くかの2つです。

そして何より難しさを感じるのが日程の厳しさです。九州リーグでは集中開催と呼ばれる2日連続で試合が開催される日程があり、しかも九州の灼熱の夏にもそれをこなさなくてはいけません。
全社に関しては、勝ち上がれば5日で5試合。サッカー界で1番過酷な大会と言われています。

そういった中でプレーしなくていけないのは選手にとってベストではないけれど、日程を決めるのは選手ではないので“やるしかない”のです。
実力だけでは勝ち上がれないのが地域リーグです。本当に沼です…

ただ、その中でも地域リーグには地域リーグの面白さがあると思うこともできました!
連日試合することは大変だけど楽しさを感じることができたし、今年勝ち上がったチームを見ても、難しいからこそ、そこには達成した時の大きな喜びが生まれます。

2023年は九州リーグを優勝して挑んだ地元宮崎開催の地決で敗れとても悔しい思いをしました。
すごく悔しかったけどその経験は自分の中で大きな経験になったと感じています!


《その3 地域おこし協力隊と過疎地域での子育て》

最後はサッカー以外のところです!

人口1万人の過疎地域に「地域おこし協力隊」として移住する。
これは人生においてなかなか経験できることではないですよね。

梅雨の時期にはサルの声を聞きながら梅の収穫をしたり

梅シロップと梅のはちみつ漬けを作りました
宮崎県で1位の生産量を誇る梅の産地らしいです


真夏にはぶどう収穫からの川にダイブしたり

去年の夏は一生分のぶどうを食べました
川が透き通っていて魚がいるのは当たり前みたいです

A5ランクの黒毛和牛の飼育をしたり

牛は上下関係がすごいみたいです

地域おこし協力隊のお仕事は、都農ならではのものばかりですごく刺激的です!

普段の生活でも、何もない田舎だからこそいつもある太陽が綺麗に見えたり、いつもは聞こえない生き物の音が聞こえてきたり、あぁ今日は星が綺麗だな。ってことは今日は新月か!と普段は気にしない月の周期を気にしたり。

景色が最高な都農ワイナリーは去年30回くらい行きました

食べ物が美味しかったり、そんな美味しい食べ物をお裾分けしてくれる温かい人がいたり。
挙げればキリがないのですが、とにかく都農町の素晴らしさを全身で感じることができました!

地元である名古屋を出てから地方のチーム(水戸、富山、八戸、福島、都農)を転々としてきたことでその土地の良さを人一倍感じれるようになっているなと感じています。

難しい時間も過ごして、悔しい想いもたくさんして、素晴らしいこともたくさんあった2023年。
本当に素晴らしい経験ができた1年だったと思っています!


<2024年の抱負>

最後に2024年の抱負を書いていきます!

リリースも少し前に出ましたが、

2024年もヴェロスクロノス都農でプレーすることになりました!!


今シーズンは、昨年の悔しさを晴らしたいと思っています。
先程も書きましたが、簡単なことではありません。
ただJFL昇格の難しさを感じた一方で、手応えを感じた部分もありました。
難しいけど、努力次第では可能性は十分にあると思っています。

チームスポーツのサッカーで僕ができることは限られているかもしれませんが、周りを巻き込んで本気で目標に向かっていきたいと思っています!

また、2024年はピッチ外の取り組みもこれまで以上に全力で取り組んでいきたいと思っています!
サッカー選手にできることはプレー以外にもたくさんあると思っているし、現役である今こそ色んな行動をとっていこうと思っています。

そしてさっそくですが、
来週、あるプロジェクトを公開予定です!!

僕自身初めてのクラウドファンディングにチャレンジしようと思ってます!
詳細に関しては来週また発信するのですが、皆さんの協力が必要なので力を貸してもらえると助かります!

この1年自分がどれだけ成長できるかは自分次第。
何事にも全力で、1年間駆け抜けていこうと思ってます!!

少し長くなりましたが、2024年も佐藤和樹とこの気まぐれに更新される佐藤和樹のnoteをよろしくお願いします!!

サポートで頂いたお金は大切に使わせていただき、次の記事の原動力にします!