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改善すると人生がよくなる~人間関係の秘密~いい関係の友人がいるだけで死亡率50%DOWN!?友達のメリットとは?

人間関係改善シリーズ3弾目ということで、今回は友人って具体的にどんだけメリットあんの?っていうお話です。
で、この類の話になると、「友人のメリットとか何事だ!友人は損得ではかるもんじゃない!」と熱い方が出そうではありますが、今回は友達がいない人が友人を作りたくなるようなきっかけという趣旨で記事にいたしました。

というわけで、友達のつくり方は次回にします・・もう少々お待ちを。

改善すると人生がよくなる~人間関係の秘密~
前回の記事
1弾~概要編~
2弾~関わってはいけない人編~


そもそも孤独ってどんな悪影響があるの?

さて、孤独な人が受ける悪影響ですが、実は科学の世界では孤独と言っても大きく3種類のタイプがいるようで、

・社会的な孤独
友人がいないタイプ。孤独全体の8.2%にあたる。
物理的に友人があまりいないがあまりそれを気にしていない。

・感情的な孤独
友人がいても質が悪い、気を許せない、いわゆる親友がいないタイプ
孤独全体の15%にあたる。
幸福度減、うつ状態、不安感が見られる。

・社会的かつ感情的な孤独
友人が少ないうえに、質も悪い。孤独全体の12.4%に当たる
幸福度減、うつ状態、不安感が見られる。

という感じ。つまるところ、友人がいようが質が悪く感情的な孤独を感じることで幸福度減やメンタルへの悪影響が見られるぞ!ってことですね。
無理して付き合わなければいけない友人を想像すると確かにそんな感じに陥りそう。


また、ブリガムヤング大学の研究によると、孤独感は死亡率を26%も高めるそう。
さらに、孤独はタバコと同じくらい体に悪い!
さらにさらに、ノースカロライナ大学の研究では運動不足と不健康な食事をとるレベルに死亡率が上がる!
このように研究を見てみると感情的な孤独感を感じることで起きるデメリットがかなりあるよう。おっそろしい。




じゃあ友人のメリットは何なの?

ここで気になるメリットというと、148件の研究(合計308,849人の参加者)をもととしたブリガムヤング大学のメタ分析によると、

・質のいい人間関係を築いている人は、早期死亡率を50%さげる!

で、この50%下げるのは肥満を改善した時より効果があるようで、3倍ぐらい効果があるみたい。
とはいえ不健康そうな見た目だと人に嫌われるので肥満を改善しない理由にはなりませんが・・肥満が気になる人は改善してから質のいい友人関係を築いたほうが効率はよさそう。
いい友人のちからってすげー!ってやつですね。

また、科学的なデータに基づいて執筆された、カーリン・フルーラ氏の著書【あなたはなぜ「友だち」が必要なのか】によると

・友達がいると幸福度があがる

まさにこのブログにピッタリな好影響が。
しかし職場に仲のいい友人が少ない僕には心にぐさりとする感覚に襲われます(笑)
これは職場に仲の良い友人が3人いるだけで人生の満足度が96%アップし、さらにその友人が幸せだと自分の幸福度も15%上がるとのこと。
3人いるだけで約2倍も人生に満足できるというのは驚きですね。
でも確かに想像してみると職場ぼっちよりは仲のいい友人がいたほうが満足感を得られそうですもんね。


・正確な自己分析ができる

またこの本にには自分より友人のほうが正確に性格や性質を見抜ける可能性が高いとのこと。
これは自分でやると良いほうにも悪いほうにも少なからずバイアスがかかるので客観的に見れるからでしょうね。



まとめ


・感情的な孤独は幸福度減やメンタルへの悪影響

・孤独は死亡率がUP

・いい人間関係は死亡率がDOWN

・人生の満足度が96%UP、幸福度が15%UP

・正確に自己分析できる


参考資料
Holt-Lunstad J, Smith TB, Layton JB. Social relationships and mortality risk: a meta-analytic review. PLoS Med. 2010 Jul 27;7(7):e1000316. doi: 10.1371/journal.pmed.1000316. PMID: 20668659; PMCID: PMC2910600.
カーリンフルーラ著:あなたはなぜ友達が必要なのか
http://www.psychologicalscience.org/news/were-only-human/how-long-will-you-live-ask-your-friends.html
https://link.springer.com/article/10.1007/s00127-018-1597-8
https://journals.plos.org/plosmedicine/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pmed.1000316
https://www.pnas.org/content/113/3/578.abstract





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