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教員が苦しくなった理由

私は二人の子どもを出産し
35歳のときに
育休から学校現場に復帰しました。

育児と両立しながら働くことが初めて。
また復帰と同時に
新しい職場(学校)へ異動もあり
出張の多い研修も重なって

いろんなところでヒーヒーしてました。


でも、目の前の子どもたちには
私の状況は関係ない。

物理的に時間はないけれど
質は落としたくなかった。

また、5クラスの学年で
子育てしながらの同世代が4人。
私が一番年上。

ヒーヒー言ってる
カッコ悪い自分でもいたくなかった。


でも実際は
できないことだらけ。

子どもの体調不良で
迷惑かけることも多いし
どうしても仕事は中途半端になる。

今は仕方ないよね〜と
サラッとかわすこともできず
自分の不甲斐なさばかりが刻まれ
悶々とする日々。


自己肯定感が下がりまくってました。


今思うと、それが一番つらかったなぁぁ

できない自分に毎日向き合う。
できる先生たちと比べてしまう。

自信がある方ではなかったけど
この時ほど下がったことはない。


みんなと同じレベルで
仕事ができない

みんなはできているのに
自分はできない


冷静になった今ならわかるんですよ。

初めてのことだらけで
近くに両親もいないし
新しい地域で子どもや親や先生と
人間関係をこれからつくっていくとき。

できなくて当然、って。

でも、冷静になれず、そう思えなかった。


下がり切った自己肯定感とか自尊心とか
取り戻したかったのかもしれない

そこから

自分は何ができる人なんだろう
本当は何がやりたいんだろう
教員を続けるのかなって

自分に向き合った。

向き合うことができて
自分らしさとか
自分にしかないものが
見つかった。

それまでは
自分じゃないところで
無理してがんばってきたことにも
気付けた。


みんなと同じことができなきゃいけない
みんなと同じレベルまで到達しなきゃいけない
それができない自分はダメだ

そう自分を追い込んでしまっていたのです。


でも本当は、

自分らしくいることこそが尊いし
その人だからこその素敵なものが誰にでもある

そういう大切なことに気づけた経験になりました。


それまで
一定のレベルまで到達するということに
躓かずにきたのだと思います。

だからこそ
躓くわけにはいかずに
無理してでも這いつくばってしがみついて
余計に自分を苦しめました。


でも、目指すべきは
みんなと同じ到達点ではなく

自分らしくいること
自分の良さを伸ばすこと
そして
他の誰でもない自分を発揮していくこと

身をもって経験したこのことを
伝えていきたいし

教育で実現できるよう力を尽くしたい。




教員つらい
子育てつらい 

そんな今を
我慢するんじゃなくて
自分をアップデートするきっかけにしてほしい!

https://my912p.com/p/r/mSxXZUZR

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