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長期休みのために働く教員で、いいの?

冬休みに入りました~!バンザイ!

みなさんはどんな予定を立てていますか?

私は、子どもたちと、
やることをやって(掃除、運動、自己研鑽)、
美味しいものを食べて、
アニメをたくさん見ようと思っています!


教員時代を思い返すと、
本当に、週末と長期休みが楽しみだった。

楽しみで仕方がなかった。


週末のためにがんばる。
夏休みのためにがんばる。
冬休みのためにがんばる。


仕事ってそういうんもんだよね、

って思いつつ

割り切れない思いも、実は心の奥深くにあった。


教員としてこんなんでいいのかな・・・


結婚して子どもが生まれたらなおさら
家庭を大事にしたい思いが強くなるから
仕事を早く終わらせることが重要なタスク。

どうしても家事育児に時間がとられる。
だから仕事は割り切るしかない。

時間に追われる毎日、
息つく暇もなかったから、
週末や長期休みが待ち遠しくなるのももっとも。


それでなくても教員は多忙極まりない。
休職率、離職率も過去最高。
最近はなり手もいなくて問題になってる。


もう、割り切ってやるしかない。


教員だって、自分を第一に考えていい。

家族優先でいい。

自分を犠牲にしてまでやる必要はない。

何よりも自分が大事。


最近ではそんな言葉も見かけるようになりました。


私も育休復帰後にベッドから起き上がれなくなり、
病休をとって、休職して、退職した本人。

無理を重ねることの大変さを知っている。

だからこれまでも、
自分ファースト、自分にわがままでいい、
そう思ってきたし、そう発信していたこともあった。


でも、なんか違うような・・・
モヤモヤが残る・・・


そんな歯切れの悪い自分もいた。



病休に入る直前にも、管理職から、

「子育て中は、仕事6割でいいんだよ。」

って言われたのを覚えている。
私への優しさで言ってくれた。
そういう先生だった。


私ってやり過ぎなんだよね・・・
手を抜くことを知らない自分が情けない・・・


と仕事や育児に振り回されてる半人前な自分を
反省しながらも、

言葉にならない違和感が残った。



6割でいい。
家庭優先でいい。
自分を大事にしよう。



それって、


学校に来ている子どもたちは、二の次でいいってこと・・・?

それが、学校の先生の暗黙の了解になってる・・・?


そこにモヤモヤしていたんだ。
ようやく最近わかってきた。


自分を大切にできていなければ、
周りの人を大切にすることはできない。

それは当然と思います。
余裕がなければカリカリしてしまいます。
子どもによい影響はない。

だから自分を大切にすることはとっても大事。


だけど、その目的が、
自分や家族のため、だけにとどまっていないか?

子どもたちのため、社会のためでなくていいのか?



人が幸せを感じる一つに、

「誰かの役に立つ」 というのがあります。

広い範囲で役に立てば立つほど
幸福度は上がっていきます。

教員って、その意味で、本来は幸せを感じやすい仕事なんだと思います。

目の前の子どもたちのためであり、
その子たちは未来を創っていく存在でもあるので
社会のため、未来のためでもあるから。


うん、言ってることは分かる。

だけど、そんな余裕すらない。
自分のことで精一杯。

それが今の教育界なんですよね。。



私は教員を退職して、
それから紆余曲折ありましたが、


自分を大切にしながら、家族を大切にしながら、
そして社会に役立つ人として精一杯生きる。


そのバランスをずっと追い求めてきて、今、
かつての違和感はなくなりました。


本当は全力でやりたい。
力を出し惜しんでいたくない。
自分や家族も大事にしながら、仕事も誇りをもってやりたい。


私は教員を辞めてそこに行き着きましたが、

教員をしながらでも、
その生き方・働き方はできると思うようになりました。


仕事と子育ての両立に行き詰まると、
どうしても「辞める」選択肢が出てきますが、

その前に立ち止まって、
時間の整理、自分の強みの整理などしていくことで、
ベストバランスを見出すことができます!


というか、大きなシフトをする前に
まず見直してほしい!



週末や長期休みを楽しみにするのは、自由です。
朝寝坊できるし、パジャマで過ごせるし、笑
私も今でも楽しみにしています。

でも、それだけの人生にはしたくない。
してほしくない。


家族との時間を大切にしたい!
仕事の質も上げたい!


どっちも諦めなくていい。
どっちも叶う!


物理的な時間は24時間、
それを変えることはできません。

でも、その時間を何にどう使うか、
それを変えることはできます。

それが変われば、目の前が変わっていきます!


ママ先生や働くママたちが
自分を諦めずに
最高の人生をつくっていけるように、

そしてその先に、
最高の教育や子育て環境が広がるように、

より一層サポートや発信をがんばっていきます!

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