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教育現場に必要なこと、それは・・・

今日は教職員組合の方との談話会だった。

退職された方も含め、教員という立場の人たちと、教育に関して何かできないか?と考える母たちとの談話。

学力状況調査の歴史や今現在、
またICT活用の実態あたりがテーマだった。


学力調査の結果が公表されることで
どうしても上を目指そうとする風が起きる。

調査のための事前対策=過去問を指導する時間、
私も「やるもんだ」と思ってやってきていたけど、
これは義務でも何でもないし

今思えば、

本当に子どもたちのためだったのか?

そこに胸を張ってYESとは言えない。

今は「なんのために?」と考える癖ができているけど、
そんな視点はもっていなくて、
他のことでもキツキツな中、それが授業に組み込まれ、
ただただやっていた。

学力調査の「在り方」よりも
その「やり方」を先輩から教わった。

でも当時私に教えてくれただいぶ上の先輩も
ほんとにいい人で。教育を楽しんでいて。

だからおかしいなんてこれっぽっちも思ってなかった。

言われたことを、みんながやっていることを、
自分の使命としてやってしまう。

120%、いや200%出してしまう。

それが現場の教員なのかな。


そういえば、組合に入ってた先生はいろんなことに楯突いてたイメージがある。
当時は「会議が伸びるー」と思っていたっけ。恥

楯突く=本質を大事にする

そういう話をしていたなと、今となっては思う。
20年前の景色が思い出される。


子どもたちのためになっているんですか?


それをちゃんと訴えてくれてた。

だけど、どんだけ声を上げても何も変わらないよって思ってる先生の方が圧倒的に多かった。

言いたいことはわかるけど
何を言っても変わらないんだよ。
諦めようよ。

20年前からその空気はあったなー。

今はきっと、組合の先生の存在ももっと薄くなっているんじゃないかな。
どうなんだろ?


何事も、唯一の正解なんてなくて、
だからいろんな視点で意見を出してくれる存在って大事だ。

それを疎んじてしまうこと、
それを軽んじてしまうこと、
それを否定してしまうこと、

それが進化を妨げてしまう。

もちろん、組織としてやっていくには、
一旦は結論を出して進んでいかなきゃいけないけど、
その過程で

意見を出し合う
想いを語り合う

それを省いてはいけない。

本質を見失わずに進んでいくために。


それには、やっぱり、


ゆとりだよねーーー


ゆとりがなかったら
本質という深いところまでじっくり話し合えない。

時間がかかる。
無意味かもしれない。
目をつぶってやっちゃった方が早い。

だけど、

本質じゃないかもしれないことをやるの?
それを子どもにやるの?
そこに時間と労力をかけるの?

当然、子どものためになることに
しっかり時間かけたい。

本当はそうしたい。

言わなきゃ発しなきゃその状況は変わらない。
もしかしたら、万が一かもしれないけど、
変わるかもしれない。

言わないまま放置してきてしまったツケが
今まわってきてるのかも。


先生たちが本音で安心して思いを発することができて、
ほんとの「子どもたちのために」を考えられて、
そしてそれが実現できるように、

私にできることをやっていきたい!


学校の現場を知っていて
教職を離れ外の世界を知っていて
我が子の行きしぶりに悩んで
学校とのやり取りに悩んで
学校外の学びの場を体験して
これからの時代に必要なことに気づいた

私だからできることを。

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