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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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2024年1月の記事一覧

苦しかったのは「自分らしさ」とのギャップ

昨日は、教員を退職したのは 仕事と育児の両立が難しかったから・・・ という切り口で書きました。 だけど、根本的にはそこじゃなくて、 仕事でも家庭でも役割が増え 時間的・精神的に余裕がなくなり、 自分らしくいる 自分が自分でいる ということができないことがいろんなところに支障をきたしているんだということも書きました。 特に私は、若手のうちはまだいいにしても 中堅と言われるようになってからは、 ちゃんとした教員でいよう できる教員でいよう あの先輩みたいに威厳があって

私が教員を辞めたくなった時。

私は2019年3月に14年勤めた小学校教員を退職しました。 個人的に知ってる方、相談にいらっしゃる方、 教育の対話会をして、SNSを見ていて、 「しんどいな」と思っている先生 「辞めたいな」がちらついている先生が多いです。 実際辞めている先生も多い。 このままじゃ教育界ほんとにどうなっちゃうんだろう。 学校の外からできること、やっていかなくては。 それで、私も思い返してみると、 「しんどい・辞めたい・もう無理かも」 そう思うタイミングが幾度かやってきていました。

子どもを大切にしてるのか?甘やかしてしまってるのか?

子どもを大切にしたい。 親としても 教師としても みんなそう思ってると思う。 我が家もそうで、 だから娘が学校に行きたくないと言った時 その気持ちを大事にしたいと思った。 だから学校ではない別の場所で学ぶことにした。 学校に行きたいと言えば それを大切にして できる範囲で付き合ってきた。 正直しんどい。汗 毎日決まった場所、決まった時間に行ってくれることって なんてありがたいことなんだと思う。 でも、 子どもの言葉や気持ちを大切にするって それが自分のやりたい

自分の気持ちを無いことにするしかなかった

今私が教育のフィールドで活動する原点、 それは、 自分らしさ溢れる学校に変わっていってほしい という切なる想いです。 ということは、今は、 自分らしくいられない学校 だと思っているということ…なんですよね。 その人次第ってところではあるけど、 でも簡単にはいかない。 自分のままじゃいられない そのままでいちゃいけない 全体のルールがまず優先 周りに気を配ることがまず大事 自分の言いたいことやりたいことはちょっと我慢して まずこのやるべきことをやりましょう あなた

正解のない時代を生きていく力

教育は、20年後、30年後の想像もつかない未来を生きる子どもたちのためにある 私の教育観の根っこにある言葉です。 もうすでに、今、すごいスピードで世界は動いています。 いろんな課題に対して、 どう感じ、何を考え、どんな仮説を立て、 どうアクションをしていくか、 それをトライ&エラー、エラー&ラーンで繰り返していくことで、 状況を改善していける力が必要。 じっくり考えてる暇もなく、 考えながら動くって言われています。 つまり、エラーは当たり前。 だけど、学校で出され

教育現場に必要なこと、それは・・・

今日は教職員組合の方との談話会だった。 退職された方も含め、教員という立場の人たちと、教育に関して何かできないか?と考える母たちとの談話。 学力状況調査の歴史や今現在、 またICT活用の実態あたりがテーマだった。 学力調査の結果が公表されることで どうしても上を目指そうとする風が起きる。 調査のための事前対策=過去問を指導する時間、 私も「やるもんだ」と思ってやってきていたけど、 これは義務でも何でもないし 今思えば、 本当に子どもたちのためだったのか? そこに

ただ「こなす」だけの仕事、勉強、宿題、やめよう。

今日、自分の名刺をキャンバでデザインして発注しました。 人生初名刺。 教育での活動を進めていく上で 名刺が必要だなと思う場面が増えてきて 作ろう作ろうと思いながら なかなか手をつけられず… もういい加減やらなきゃと重い腰を上げた。 だいたいこういうのって 肩書きのところで迷うんです。 自分で事業をつくってるからこその悩み。 でも今回は、これでいこうって決められた。 お渡しする人たちを思い浮かべ 今やっていること やりたいこと 目指したいこと 自分の良さがより発揮

不器用な私の生き方

ぐんま教育キャラバン 地元群馬から、教育を楽しくてワクワクするものに変えていこうよと 仲間と立ち上げました。 3月9日に大きなホールを借りて、イベントやることに決定。 先ほど、当日パネラーとしてお話いただく方々と打ち合わせZoomをしたのですが、 じんわり幸せを感じました。 私、教育には想いがあります。 だけど、不器用だし、慎重だし、 かと思ったら猪突猛進だし、 一人じゃ何にもできないんです。 それが、みんな集まると、 あぁしたらいい、こうするといい、 これや

もう限界。でもまだやれることがある。

今日午前中、現役の先生とのセッションだった。 先生たちの現状、学校の現状、 もちろん進歩もしているけど やっぱり表面的な気休めなテコ入れでは もう限界だと改めて思う。 でも、やれることもあると思えた。 リアルの声を聞いたために 具体的な案も浮かんだ。 今できる一歩は本当に小さいけど、 やってやれないことはない。 できる。やれる。 やりたい。やらなきゃ。 そんな気持ちになった。 先生の人生も大切にしてほしい。 だけど、 子どもや未来を思う気持ち 今の教育を案ず

「教員はオワコン」って言葉を見て。

昨日は、教員を辞める人が多いことについて書きました。 インスタなどを見ると、 教員は大変だから、非常勤講師になって、 +副業をするのをすすめている人が多い印象。 教員の働き方も、ほんとに変わっていきますね。 そんな中、 「教員はオワコン」 って言葉が目に入ってきて、 もやもやモゾモゾしました。 非常勤講師をしてるってことは 学校現場にいるってことで そこで働いている先生をオワコンと・・・? 中身を見てみると、 「そう言われてるけど、教員は素敵な人が多いよ」

子どもが行きたい!と思える場所があることの素晴らしさ。

正式に娘が適当指導教室に通うことになりました! これまで【フリースクール×学校】のハイブリッド登校をしていましたが、 これからは、 【フリースクール×適応指導教室】のハイブリッド です。 娘、ルンルンでございます。 12月に行った1週間の体験期間のときから 「いつから通えるの?」 とワクワクドキドキして待っていて、 通室までの手順を終えて、正式に通えるよと伝えたら、 やったーーー!! でした。 娘にとって「行きたい場所」があるということ、 親としてこんなに救われ

「豊かな人生」って?

今日夫とそんな話をしました。 教育の活動をしているけど、その原点は 私自身が生き方・働き方で行き詰まって 人生を考え直したことにあります。 安定した収入があり マイホームがあり 結婚して子どもがいて 時々旅行に行けて それが豊かな人生だと思って 築いてきたけれど それには 「多少なりとも自分を犠牲にして働く」 ってことが付いてきてしまって 私はかなり犠牲にしちゃうタイプで キャパオーバーもオーバーで ついに立ち行かなくなってしまった。 我慢、妥協、諦め、 自分に

お願い。忙しい「だけ」の仕事をやめよう。

年末から「学校・先生のゆとりのために」というテーマで考えています。 もう既存の範囲、やり方では行き詰ってます。 根っこから変えていかないと・・・そんなふうに思う今日この頃。 そんな中、現役の先生方とやりとりさせていただいていて、 「教育のDX化」の話題になりました。 2.3年前から文科省もDX化に力を入れて 私の住む県にもDX推進リーダー・アシスタントが配置されていました。 これだけデジタル社会の中、まだまだアナログ感満載な学校。 先生が手でやっている採点、評価、印

悩みの質を変えることで、人生は変わる。

元旦の投稿で、 2023年は30点のできだったけれど、 怒涛の追い込みで年末に盛り返した ことを書きました。 なぜ盛り返せたか?と考えてみると、 悩んだり迷ったりしてることに対して 「12月中に決める」ということを徹底的にやった これだと思います。 悩む時間、迷う時間にも「期限を決める」! いつまで悩むか、いつ答えを出すか、 そうしないとずっとグルグルできてしまう。 時間を使っているのに何も進まない。 「決める」と 次のステップに進むことができ、 具体的にこと