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これからの教育を考える。

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元教員で、フリースクールと学校のハイブリッド登校をする小学生を持つ母が、教育を考え続けています。現在活動中の「教育で繋がる会」「ぐんま教育キャラバン」のイベント告知や開催報告も載…
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2023年10月の記事一覧

学校はどっちに向かったらいいのか。

今夜、教育で繋がる会のイベントを開催します。 そこで、改めて私が願っていること、 叶えたいビジョンを話そうと思っていて、 それを整理するために、ここに書いていこうと思う。 今の学校を見ていると、 誰かが我慢を強いられている状況 いや、もしかしたら、 誰もが我慢を強いられている状況 そんなふうになっている気がする。 今朝もPTAの広報部の打ち合わせで 一緒に作業していた保護者の方ともそんな話になった。 みんな思ってるけど、声に出す人はいないんだよね、と。 なぜ

学校は変わらない?それとも変わる?

先日、ある方とお会いしてお話をしたんですが、 学校教育に関して熱くなってしまいました。 どちらかというと、反発したい気持ちが出てきて、 だから余計に、私はやはり教育に携わっていく人間なのだなと 改めて自分の思いを強くしました。 その方との出会いは、お仕事の依頼を受けて、という形だったのですが、 教育・子育てにお互いに熱い想いがあるのを知っていたので、 それを語り合ったんです。 その方は、お子さんの不登校がきっかけで、 ご自身の子育てを考え直してこられ、 そして母親教育を

自分をとるか?子どもの育ちをとるか?

今月はコーチングを学ぶ月間にしています。 コーチングの原則として、 「答えは相手の中にある」 なので、 相手を誘導したりコントロールしようとしたりしない。 その人自身が本来もっている力で、前に進んでいくのをお手伝いする。 「教育」とまったく同じなのです。 自分の足で歩いて行けるようになることが、ゴール。 「子育て」も同じですね。 手とり足取り教わらないとできなかったり、 そもそも何がやりたいのかがわからなかったり、 あまり関わり過ぎると自立を削いでしまい兼ね

子育てはオーガニック

先日、家族で那須に遊びに行ってきました。 木々に囲まれて、空気も澄んでる、 空間もたっぷり余白がある。 猿にもたくさん遭遇しました。 普段はタブレットに夢中になりがちな子どもたち。 親として見ていて気持ち良くはない。 デジタルネイティブな感覚はわからないから 何が正解かもわからないし、 明らかにやって伸ばしてるものもあるし、 逆に視力は落ちてるし、 付き合い方難しいわぁといつも思うけど、 でも、 自然の中に放たれると それはそれで夢中になって遊ぶ。 岩と倒

大人の学び合いの場、始めます!

2年前から、小さく始めた教育で繋がる会。 これまでは、教育に関する悩みや考えや本音をシェアする場をつくってきました。 先生、保護者、地域の立場を越えて みんな同じように感じていたんだね、 そう考えればいいのかぁ、と 心が解れ、安心し、心強くなり、また一歩踏み出せる そんな時間になっていました。 しかし、今年に入り、 想いをシェアするだけじゃなくて、 もう一歩二歩進みたいと思うように。 子どもたちの成長は待ったなし。 もっとできることがあるんじゃないか? ということ

自分を、子どもを、枠の中に収めてはいないか?

昨日、コーチングの講座を受けた。 とてもとてもよかった。 特に印象的だったのが、 「ノミのジャンプの話」。 ジャンプ力のあるノミを箱の中に入れて蓋をすると、 蓋の高さまでしか跳べなくなってしまう。 再び蓋を開けても、本当は跳べるはずなのに、 蓋までの高さしか跳べないまま。 私もこれまで何度も聞いたことがあったのだけど、 私がやりたいのはまさにその部分だ、と改めて強く思った。 本当はジャンプ力があるのに、 蓋にぶつかった痛みを覚えてしまい、 もう痛い目をみたく