【組織】社長も組織の一員です。
お疲れ様です!
本日は『社長も組織の一員です』ということをまとめます。
中小企業が組織強化のため外部から組織コンサルを入れることが増えてきました。
熟練の組織コンサルの方は組織の今のステージで不足していること、
社長が目指すステージの組織で必要なことをそれぞれ整理し、
最適な提案をしてくださると思います。
でも、施策が上手くハマる会社とハマらない会社はハッキリ分かれます。
もちろん、組織コンサルの方が残念だったパターンもあります。
自分が覚えたスキル、経験の範囲内だけですべてを解決しようとする方だとだいぶしんどいです。
そうではなく、スキル、経験もしっかりありつつ、
各会社に沿ったソリューションを調整しながら導入して成果を上げてきた組織コンサルの方でも上手くいかないことがあります。
それが社長の『俺は特別だから従わないもん』ブロックです。
このタイプの社長さんの考えでは、
組織とは、社長の下にあり、自分以外のその他スタッフの集まりを組織と思っています。
でも本来は、
社長を含めて、その他スタッフ含めたスタッフの集まりを組織と捉えるべきです。
なぜならその他スタッフの方々と同様に、
社長自身にも組織内で役割があり、
なにより一番の決裁権を持っているからです。
その社長が組織からズレた行動をし続けたら、
まとまるべきものもまとまりません。
スタッフの方々もなぜ自分たちだけ従わないといけないのかと思うようになり、
特に優秀なスタッフほど、
どんどんルールを守らなくなったりします。
出来る営業マンとかですね。
この手の会社は組織コンサルの方が入っても、
大概上手くいきません。
非常にもったいないです、仕方ないですね、
社長自身の言動が招いた現実ですから。
上手くいく会社は、
社長が一番積極的です。
組織コンサルの方が提案する施策、
テスト運用、フィードバック、改定後テスト運用など、
各プロセスの向き合い方が積極的です。
社長が積極的なら人事担当者も頑張りがいがありますし、
営業を始め他のスタッフも注意が向きやすくなりますし、
外部から参加している組織コンサルも報酬を超えた成果を出そうと頑張ると思います。
意外に重要なのは、
社長が本当の意味で納得しているかどうか、
は導入途中の段階でそれほど大切じゃないってことを認識しているかどうかです。
一定、納得したものを導入したり、テストしたりすべきですが、
正直まったく齟齬のない施策は、
どうせいきなり生まれません。
60点、70点のものをテスト導入して、
フィードバックを繰り返しながら90点、100点を目指して改善し続けていくものです。
なので組織開発施策での社長の役割は、
施策の是非を検討、決済することはもちろん、
自分が先頭に立ち導入の旗振りをすることです。
話題にする、
自分も実行してみる、
人事に定期報告させる、
自分自身で現場の声も聴いてみる、
人事コンサルトと人事担当者との会議にも参加する、
なぜ組織開発は必要か、今なぜこれをするのか、などを定期的に話す、
などが有効です。
外部の組織コンサル、組織顧問を入れているのに、
半年、一年たっても少しも成果が感じられない、
という社長、会社ではまずここを見直してみてください。
本日もご覧いただきましてありがとうございました。
引き続き何卒宜しくお願いいたします。
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