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【採用】まず上から目線をやめましょう。

お疲れ様です!

本日はある会社さんの話を共有します。

世の中絶賛人手不足ですね。

採用に力を入れている会社さん増えています。

お伝えしたいのはタイトル通り、
『まず上から目線をやめましょう』です。

■ある会社にて

その会社では財務顧問として私が入り、
経営戦略、マーケ営業顧問で別で1人いて、
組織コンサルがまた1人別でいました。

とても急成長している会社さんで、
社長と経営幹部のハードワークにより一気に売上規模を伸ばし、
従業員もどんどん採用していました。

組織が30人を超える手前から組織コンサルの方が採用フローや採用担当者の強化、評価制度の見直し、労働環境整備、MVV明文化、管理職研修などやっていきました。

流石プロの方で、やるべきポイントをしっかり押さえ、経営者、経営幹部はもちろん現場とも連携して全社的一丸となるような施策をどんどん進めていました。

経営の領域ならなんでも興味があり、
なんでも口を出しがちな私も、
流石にプロの組織コンサルの方がいる場合には、
原則、基本、なるべく、口出しはしません、当たり前です。

逆の立場なら私だって嫌ですし、よっぽど明確に間違っていること以外ではその会社ごとに微妙に調整しながら施策は実行していくものなので、
担当がいるなら担当に任せるべきだと思っています。

ただ結構最初の方からずっと気になっていて、
最終的に我慢できず口出ししてしまったのですが、

社長がめちゃくちゃ上から目線の人で、
スタッフを下に見がちな人である点を誰も指摘せず、
改善していなかった点はさすがに口出ししました。

社長はハッとした様子と苦笑いののち、
受け入れたような受け入れていないような感じがありましたが、

後日、組織コンサルの方から個別にお礼のLINEをもらったので、
前進しているのだろうと思ってます。

■上から目線の弊害

最終的にMVVに関連するのだと考えているのですが、
上から目線というのはジワジワとひっそりとあらゆる発言、態度、意思決定、メッセージに漏れ出すものです。

いくら採用や育成や人事評価や活性化など強化し、
それこそMVVで綺麗ごとを並べたり、
従業員を大事にします!、
スタッフが働きやすい環境を作ります!、
と言っても、

上から目線の姿勢はすべての領域に影響を及ぼし、
それがスタッフや応募者に伝わり、

結果としてスタッフが定着していきません。

すごく気になってました、
「うちで働けるのは従業員にとっても絶対価値がる」、
「うちで働けるのはありがたいと思ってほしい」、
選んでやってる、
というニュアンスが多分に含まれてました。

いや分かります、
言いたいことなんとなく分かります。

たしかに社長や経営幹部の皆さん、優秀です、
ハードワークもしてます、
同年代では仕事に関してはトップ層だと思います。

でも、複数社見ている私からすると、
伸びている会社の社長さんとか経営幹部って大体どこもそうですし、
若い社長さんで優秀な方って他にも割といらっしゃいます。

上から目線で胡坐をかいていると、
どんどん追い付かれ追い抜かれるぞ、
と思ってました。

1年たちどうなったか、
その会社は一定の規模以上大きくなれていません。

仕事は取れます。

けど担当できる人が取れません、育ちません。

エージェントさん使ったり、
有料掲載して応募者集めても最終までほぼ残りません。

数名だけ入社してきますが、
半年を待たずほとんどやめていきます。

事実として、人が定着していきませんでした。

■応募者がお客さんに

それこそ、その会社さんはtoBの会社でしたが、
toCの会社だったら応募してきた方が場合によってはお客さんになることも十分あり得ます。

toBでもあるかもしれません、
どこか別の会社に入って、その会社で何らか決裁権を持つようになり、
昔話聞いたあの会社のあのサービスを自社に導入したい、

なんてこともあるかもしれません。

お金を払う立場の会社とお金をもらう応募者、
という関係性だから上から目線でいられるのかもしれませんが、

上から目線で対応してきてしまった相手がお客さんになるかもしれない、
と考えたら上から目線でなんていられないと思いませんか?

少なくとも不快な気持ちにはさせないように、
採用面接はNGでもファンになってもらえるように、
気持ちよく面接なり選考を進めるべきです。

■まとめ

本日は採用を切り口に、
上から目線の態度をやめよう、
という内容をまとめました。

個人的に、もうそんな会社はないだろうと思っていたのですが、

まあまあの割合でこの態度の会社ありますよね。

自信がつくことの弊害でもあるのでしょうか。

業界1位とか日本一とか、世界一とかなら、
偉そうになれる気持ちも理解できるのですが、

普通の中小企業ではなかなかその態度が通用するのは難しいですね。

現実に人が定着してないですし、応募も来てないですし。

自分も気を付けないといけないですね。

本日もご覧いただきましてありがとうございました。
引き続き何卒宜しくお願いいたします。

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