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点と点が線になった理由

先月末の協力隊の面接。

20分間のプレゼンのテーマは、
「地域資源を用いたおもてなしプランの提案」

どんなおもてなしをすればいいのか。

お茶が有名だし、お茶のお菓子とか…?

それとも、京都の歴史を絡めるか。
いや、歴史のこと全然分からないしな…

あれやこれやと考えていました。

色々と考えた末…
1つ、確信したことがありました。

「これ、おもてなしをする具体的なプランを提案しても意味ないな」と。

おもてなしプランというのは、

その地域に来てくれた人に対して
何を提供すれば喜んでもらえるか。

という段階の話です。

しかし、実際に町が抱えている悩みとしては、
どうやったらこの町に人が来てくれるのか?

という、もう少し前の段階。
(ほとんどの地域はそうだと思う)

なので、

テーマをあまり意識しすぎず、
まずは知ってもらうことを大事にしたい。

そこを切り口に攻めよう

そう思いました。

前職(IT企業のセールス)で学んだ
マーケティングの知識を活かすことにしました。

しかし、マーケティングの重要性を理解してもらうには、その論の裏付けが必要。

それが最も難しいなと思いました。

2,3日考えてもはっきりとした答えが出てこない…
少し焦っていました。

そんな時に、前職の上司(プロのマーケター)と2人で食事をする機会がありました。

あと数日で面接なのに…
とは思いましたが、前々から決めていた食事会。

相手はとてもお世話になった上司。

時間は作るしかないか。
半ば無理やり言い訳を作って食事会へ行きました。

話はたわいもない話。

PCばかりカタカタしていた僕が、今やもうチェーンソーとか草刈り器とかユンボ操ってるんですよ〜。

木切るのってめちゃ大変なんすよ…!笑

みたいなことを話していました。

上司の話を聞いているうちに、
マーケティングの話になっていきました。

その話の中で、
あ、これ、面接のアドバイス聞いちゃっていい感じだな…!と思ったので、

現段階の仮説を上司に話しました。

それめっちゃいいじゃん!
って言ってくれ、それで終わりそうだったのであともうひと押し…

これ、マーケターの中では常識的な考えですけど、どうやったら裏付けられますかね…?

「あー、それはね…
○○を使えば簡単だよ!!」

「なるほど…!!それ、使います!」

と言って、アドバイスをいただいた通りに、○○を使ってプレゼンをしました。

理解してもらえるかな…
と思っていましたが、、

めちゃくちゃ評判が良かったのです…!

素晴らしい発表をありがとう。

と言ってくださりました。。

その会社の上司のアドバイスのおかげです。

と思ったと同時に、
食事会が面接の成功につながる。という、一見関係のなさそうに見えるものが目的の達成に大きな役割を果たしたということに面白さを感じました。

プレゼンを考えるという観点からすると、無駄だと思っていた食事会。(その方との関係という観点からすると全く無駄だとは思っていませんでしたが…!)

それが、プレゼンの成功につながりました。

それだけではなく、、

実は面接官のうちの1人が、さりげなく挨拶していた人だったりだとか、、

その方が、以前所属していたNPO法人との繋がりがあっただとか、、

インターンやNPOでの活動、さりげない言動が、全て面接に繋がっていました。。

規模的には小さなことではあるけど、
これがまさに「点と点が線になる瞬間」だ。
と思いました。

もう少し深掘りをしてみました…

なぜ、これらの出来事が繋がったのか?

それらは全て、

「とりあえずやってみよう!」

から始まることに気がつきました。

NPOのボランティアも、IT企業のインターンも、挨拶をするきっかけになった、空き家での一人暮らしも、、

どうなるかは分からないし、
それが将来何の役に立つかは明確には分からない。

でも、その時その瞬間に
それをやることに対し、
何か意味を感じました。

その時に、あれこれ考えるのではなく、
「とりあえずやってみよう!」
そう思って行動をしてきたからこそ、

色々なものが繋がっているのだと感じました。

まだ自分は、下の図で言うと
まだ2,3本しか線が繋がっていないと思います。

でも、、


失敗するんじゃないか?

とか、

これをやって何の意味がある?

とかを考えず、
色んな事にチャレンジしていきたい。

そして、一本一本線が増えていき、、
気がつくと、大きな何かの形になっている。

それを描いていきたいと思います。

目的を持つとするならば、
「偶発的な出来事と出会うため」

考えすぎると、やらない理由ばかり考えがち…

そんな自分だからこそ、
感じたことを感じたままに動きたいです。


ふと、そんなことを考えるきっかけをくれた
1つの出来事でした。

何が起こるか分からないってのは、
本当に面白いです。

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