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大人がかくれんぼをやったら。

子どもの頃に近所の公園でよくかくれんぼをした。
楽しかったなぁ。

かくれんぼと言えば定番の、
「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」
のやりとり。

子どもの頃はどんな場所に隠れようか必死に探していたので、
なかなかもういいよ~が言えなかった。


子ども

「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もういいか~い?」
「もういいよ~」


大人

「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もういいか~い?」
「ま~だだよ~」

数分後
「もうそろそろいい?」
「ま~だだよ~」
「あと何分後ならいいの?」
「あ~~、数分待って」
「数分って何分よ」
「5分」
「巻きでお願い」


かくれんぼはあくまでたとえの一つなんだけど、
大人になるにつれて待てなくなっている気がする。
待つとしても具体的な数字を求めるようになった気がする。

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世の中が便利になったからより待てなくなったのかもしれない。

物事の高速化は、あらゆる面で利点はあるものの、
反対に、待つことや時間をゆっくり楽しむことが出来なくなっているように感じる。そして、時間を忘れてものごとに没頭する時間も、回数も少なくなってきているように感じる。


友人との遊び方が年齢や時代によって変わる。

小学校の頃はかくれんぼや鬼ごっこをよくやった。
中学校の頃は地元のイオンのゲームセンターによく行った。
高校の頃は電車で都会に出て買い物をするようになった。
大学生の頃から車で遠出したり、お酒を飲むようになったりした。


こんなことを考えていたら久しぶりにかくれんぼや鬼ごっこがしたくなってきた。
子どもの頃に楽しんだ遊びは子どものものではなくて、今でも楽しめると思うし、色褪せない青春の時間を思い起こさせてくれると思う。誰かと一緒に真剣に、まじめにまるで子どものように無我夢中で遊びたいものです。

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