見出し画像

高校卒業したばかりの18歳がNPOの代表になった訳

はじめまして!今年度(令和2年)から不登校支援を行っているNPO法人「One Decision」代表に就任しました18歳の渡邊一樹と申します。以下長文となりますが、NPOの代表になった経緯を私の今までの経験、これから目指すことを交えて書かせていただきます。

スクリーンショット 2020-04-03 13.59.45

最初のキッカケ

私は小学校3年生の時に体罰が原因で不登校になりました。元々学校に行くことに面白みを感じていなかった私は度重なる体罰で学校に完全に行かなくなりました。その後は私の親が学校に行かないことを認めてくれて、学校外の居場所(フリースクール)にも通いました。そのフリースクールには中学3年まで通いましたが、中学卒業のタイミングで高校卒業資格を取ることを決めて、フリースクールと提携している通信制高校「東京シューレ」に入学しました。

高校に入って気づいた2つのこと。

高校(東京シューレ)に入ると今までの何倍もの人と関わりを持つようになり、様々な意見を聞いていくことで視野が広がり2つのことに気がつきました。

1つは私自身が『不登校関係のニュースや記事に無意識によく見ている』ということです。自分が経験したことに近いこともあり、自分のことのように見ていることに気がつきました。

もう1つは『人に雇われるのは向いていないから働くなら社長になりたい』という想いでした。高校3年間のアルバイトで感じた、人に雇われることへの窮屈さと、小学生時から人の前に立って皆を引っ張っていくリーダー的存在に強い憧れがあったことから起業に興味がありました。

そうして出てきた私の想い

私の中で上記2つの思いが交錯し時間が経つにつれて段々と変化していき、ある時ふと「社会は『働き方改革』と言っているけれど、学校教育は明治維新以降ずっと変わってない!」というところに疑問を持ち、同時に自分は不登校をした時環境に恵まれていたけど、「親に認めてもらえない」「嫌でも学校に通わなければいけない」子たちが沢山いる事実に目を向けました。そして、そういった子を将来的に居場所を創り、子どもたちをサポートすることで「様々な学び方が選択できる社会を作ろう」と思いました。

スクリーンショット 2020-03-30 16.52.57


NPOに参画することになったキッカケ

想いに向かって様々な活動、経験をしていく中で、高校に職業体験としてきたNPO法人「One Decision」の代表(現創業者)に出会いました。そこで話をしていく中で私の内にある社会を変えたい想いと、代表の想いが同じだったことなどがあり、少し経ったある時、法人の代表を任せられてくれないかという話を頂きました。私が将来自らの想いで子どもたちの居場所を作りたいことを”今この法人でやればいいのでは?”と背中を押されたのです。

最初は戸惑いましたが、よく考えれば「数十年後、不登校支援の界隈はどうなっているか分からないし、熱い想いがあるうちにやるべきだ」と思い、代表を受け継ぐことを決意しました。

そしてこれから

今まで「One Decision」では「CheerMe」という不登校の子たちへのキャリア支援のアプリを開発していましたが、今後は直接支援を通してキャリア支援も含めた事業を展開していこうと考えております。

テーマは「子どもたちの今に寄り添いながらその先を一緒に描いていく」です。

私が感じる課題の1つとして、学校外の居場所は沢山できている中で、そこに通う子どもたちの進路を考えるキッカケが足りないということがあります。実際、私の周りの不登校を経験した友達からも自分の将来を考えるキッカケが少ないという声がありました。

私自身も地元の同級生が大学を決めていることへの不安から一度は、大学を決めたことがありました。しかし勉強が全く進まなかったことから、自分には合ってないと感じその目標は諦めました。この時、本心からやりたいことや興味のあることでなければ続かない、続いても途中で挫折してしまうということを強く感じました。私はそんな時、高校のスタッフが一緒になって私の進路について考えてくれたことで、少しづつ本当にやりたいことが見えてきた経験がありました。特に不登校になると「社会に出て働く事ができなくなるのでは」などネガティブに考えられがちですが、全くそんな事はなく不登校、引きこもりを経験しても立派に働いている人は大勢いるということも、知れるだけで将来の選択肢は変わってくると実体験を通して思いました。だからこそ、このOne Decisionで不登校の子どもたちのその先を描くキッカケを提示する意味があると思っています。

終わり

以下、One Decisionの詳しい事業内容になります。是非お読みいただけたら嬉しいです!


ご興味を持ってくださった方へ(SNS・HPリンク)

2020年4月 NPO法人 One Decision 代表 渡邊 一樹

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?