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25.Doing(やり方)よりBeing(あり方)

私が現在受講している、HEROs ACADEMIAで、ゲスト講師として佐伯夕利子さんのお話を伺いました。

佐伯夕利子さん
ビジャレアルCF/WEリーグ理事
04年アトレティコ・マドリード女子監督、育成副部長。
08年ビジャレアルCFと契約、U19やレディース監督を歴任。
18~22年Jリーグ特任理事、常勤理事。
著書「教えないスキル ~ビジャレアルに学ぶ7つの人材育成術~」

その講義の中で、今回のタイトル「DoingよりもBeing」のお話がありました。

①DoingとBeing とは

Doingとは「やり方」 行動・習慣=Doing
Beingとは「あり方」 心・態度=Being 

②DoingからBeingへ

世界のトップにいる指導者と他の指導者たちは「戦術」「ノウハウ」「トレーニングメニュー」にそこまで差はない。
何が違うのかというと、選手との関わり方であったり、指導者としてのあり方であったり、そこにしっかりfocusできている指導者が進化できている指導者。と、佐伯さんは話されていました。

そしてある記事では佐伯さんは、【フットボールの話しかしない指導者は、その前のフェーズにいる指導者】とも述べています。

先日、違う記事でも、世界の名将モウリーニョ監督も【サッカーしか知らない監督は、サッカーを何も知らない】と話されていました。

佐伯さんとモウリーニョ監督のこの話を聞いたときに指導者は「選手たちに何をやらせるか」よりも「選手たちとどう関わっていくのか」が大事であると共に、Doing「スキルや技術」を教えることよりもBeing「人としての部分、マインドを与えること、モチベートすること」を教えられる指導者が先を行く指導者なんだなと感じました。

結局は、対「ヒト」です。
だからってなぁなぁな人間関係になると言うことでは無いですよ。

③inspireしてくれた人は誰?

皆さんがこの質問をされたときに思い浮かぶ指導者はどんな指導者ですか?
・Doing「技術」を教えてくれた指導者ですか?
・Being「人としてどうあるべきか、心の部分」に常に何か働きかけてくれた指導者ですか?

僕は後者です。
高校時代の滝本総監督、赤澤監督からはDoing「指導や練習メニュー」よりもBeing「男として、人として」の部分を常に言われてきました。
「空手を辞めて、社会に出ても人よりも一歩前に出れるような人間になれ」と。

④技術よりも心を大事に

自分自身は技術よりも「人として、心」の部分を選手達には伝えていきたいと思っています。
今でもSNSでは怪我した選手からの相談がよく来ます。
相談窓口みたいになっていますよね。笑

でも、それでいいんです。私が求められているのはそこなので。

自分の経験や怪我して苦しい状況下での心の持ちよう、生き方を伝えてあげるのが私の使命でもあります。
そして彼らの心に何か働きかけてあげられていたらうれしいですね。

皆さんは、どういう存在でありたいですか。

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