上馬さんこんにちは②

ここで上馬さんとは、主任牧師の渡辺俊彦先生のことではなく、おもに上馬キリスト教会ツイッター部のことを指します。

中の人は教会員の社会人クリスチャン2名です。
聖書ではクリスチャン自身がキリストの体であり、イコール教会といわれているため、上馬さんもその一部と自分は捉えています。

さて、上馬さんの本と出会った当時、私はツイッター(X)をやっておらず、気になるクリエイターのつぶやきを検索してチェックする程度でした。

そのため、上馬さんの初期の尖ったツイートを、私はすべて把握しきれてはいませんが、上馬さんの基本スタンスは、著書やインタビュー記事などを見れば一目瞭然です。
私は、講談社から出た2冊目の本も読み、上馬さんの聖書理解やお笑いの芸風よりも、その宣教姿勢に親近感を覚えました。

今、いくつかのポイントとしてあげると、

・クリスチャンでも人間だから、間違えることがある(ノアもモーセも、12使徒も)
※「世界一ゆるい聖書入門」では躓きについても言及している
・クリスチャンだからといって、キリスト教にしか関心がないわけでも盲目的なわけでもない(その上で神様を信じている)
・イエス様はほかに比べることができない素晴らしい神様(父・子・聖霊の三位一体)


これらを驚くほどの未信者ファーストでざっくりと伝え続けておられるように見えます。

勿論、上馬さんの個々の考えやネタは絶対的なものではなく、細かい疑問点があるといえばありますが、それは上馬さんも承知の上のようです。
2冊目の本の「はじめに」にはこのように書かれています。

一信徒が「素人の感覚」で「聖書はもっと面白い!」ということを多くの人に知ってもらうために書いている本ですので、ここに書いてあることはあくまでMARO個人の見解と感想であり、僕の所属する上馬キリスト教会の公式見解では決してありませんし、ましてやキリスト教徒みんなの共通の見解でもありません。

「上馬キリスト教会ツイッター部の世界一ゆるい聖書教室」MARO・LEON(上馬キリスト教会)、講談社、2019年、3ページより

福音派の信仰を守りつつ、イエス様の十字架と復活の福音をかかげながら、あそこまでゆるいコンセプトで伝道活動を続け、結果としてノンクリスチャンにも浸透し、教会の垣根をも超教派的に横断している上馬さんの働きは、宣教の視点からいえば必ずしも主流ではないとはいえ大変珍しく貴重だと思います。

神様は素晴らしい。
(次回は、私が上馬さんを本格的に推すようになったきっかけと、身近なクリスチャンの反応を書いていきます)

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