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まずは自分のこと(家庭環境やらADHDやら)その4~ADHDの診断から現在~

前回書いた鬱に関しては2年くらい付き合い、自律神経の乱れに至っては現在はもはや友達のような関係ですw

最愛の彼女と別れた私は、その反動から仕事に打ち込むようになり、当時のIT業界の勢いも肌に合ったのか、転職によってステップアップを果たしました。恐らく誰もが知っているIT企業でマーケティングの仕事につき、厨二病で学歴社会に反発した当時の自分が正しかったと、少し誇らしくもありました。

ただ仕事に打ち込めば打ち込むほど、自分への違和感が募っていきました。その違和感は初めて感じたものではありません。幼い頃から抱いていて、日常ではもう意識などしないほど昔からのもの。しかしそれが仕事、社会との関わりを強める中で徐々に表出し、時には仕事に支障をきたすこともありました。

幼い頃から自覚していた症状を列挙してみましょう。

・興味がないこと、特に勉強などで15分以上集中出来たことがない。

・整理整頓ができない。

・時間にルーズ。(でもデートとか、モチベーションが高いものは例外)

・地図が読めない。一度行ったことのある場所でも、地図ではなく風景で記憶しているため、夜になると風景が変わってしまい迷います。

・興味があることの記憶だけは異常。(野球選手の過去の年度別成績とかめっちゃ覚えてる)

・創造性だけは常に褒められてきた。

・ケアレスミスがとても多い。

・物事を中途半端で終わらせてばかり。

・常に何か考え事をしている。

・嫌なことは全て後回し。

思い出せばもっとあるかもしれません。これらの欠点を私は昔から自覚していたので、それを補う努力をせず、要領とセンス、あとは人から協力を得ることで何とか乗り切ってきました。しかし仕事をする上で、例えば遅刻が多かったり、スケジュール、タスク管理ができなかったり、、こういうのって、一度レッテルを貼られるとなかなか払拭するのは難しいですよね。そのため鬱、自律神経でお世話になっていた病院の先生に相談しました。

結論、ADHDでした。そして今までの鬱や自律神経も、ADHDによって社会と適合しずらいことによるストレスが起因している可能性があると言われました。ADHDは多動性というだけあって、幼少時の行動で早期に発覚することが多いですが、私の場合はなぜか見た目での落ち着きのなさは全くなく、むしろ周囲からは落ち着いた人を思われていたため、30手前にしてわかったのだと思います。

多動性について自分なりに考えてみました。確かに私は昔から目に見えて落ち着かない子ではなかったと思います、ただ、これは昔親にも相談したことがあったのですが、自分は昔から頭の中で音楽が鳴っていて、それに合わせて脳内でリズムを取っていました。これって脳内が多動だから体に出なかったんですかねと先生に聞いたら、笑いながらそうかもしれないと言われました。

診断されてショックはなかったですね。まあ理由を聞けば聞くほど自分の今までの行動に納得したというか、まあ、そりゃそうだろうなという感じ。先生からはストラテラを処方され、今では1日120ミリ。以前はジェネリックがなく、ひと月の薬代だけで1万円ほどかかってしまい、すぐさま自立支援医療受給者証を申請し、1割負担になりました。

薬を飲み始めると、効果はすぐ出ました。

1、お腹があまり減らなくなる

2、仕事中の集中力が確実にあがった

3、朝決まった時間に起きられるようになった

まあそれでも「完全に」症状がなくなることはないです。今でも後回し癖はありますし、地図読めませんし、スケジュール管理ができません。(去年イチローの引退試合のチケットを買ったことを忘れて普通にテレビで観戦し終わって気づいた)

そして副作用もあります。自分的に身体へのダメージは全く感じませんが、ADHDの良い部分(創造性、ユーモア)は確実に落ちました。過去の私はバンドで作詞作曲もしていたし、小説も書いていたし、あのM-1に出場したこともあります。(初戦敗退)そういった能力は確実に失いましたね。心の浮き沈みが減って感動することも減りましたし。なのでそれをどう捉えるかですね。今は総合的に考えて投薬を続けていますが、一体何歳まで飲み続けるんだろうという気もしますし。
あと、結果やはり自分は社会の歯車として働くのは限界があるというのが結論でした。いくら改善されたとはいえ、現代社会は私にとってストレスが多すぎます。

それが自分がカウンセラーになった一番の理由ですね。社会から出て、自分に何が出来るのか。

今まで書いたように、自分は親の離婚や逮捕、鬱や自律神経失調症、そしてADHDという経験をし、また克服してきました。それは自分にとって財産であり、自分だからこそ出来るカウンセリングがあると考え、行動し、今はその決断が間違っていなかったと思っています。

以上が私についてです。ほぼ包み隠さず書きました。

あー、やっと普通のことが書けるw自分のバックホーンを語らずにものを語ることが不誠実だと思ったので、4回に分けて長々と自分について書きました。今後ともよろしくお願いいたします。



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