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永遠は短い

永遠は短い。

短いと永遠は本来相反関係にあるため、矛盾した言葉になるのだが、実は奥が深い。

この言葉の意味を深く知った際に、何とも言えないエモさがあった。

そもそもこの『永遠は短い』という言葉は、僕自身が生み出したものではなく、メモの魔力という著書に出てきたあのAKBの海の親である秋元泰さんが手がける楽曲に出てくる歌詞の一部。

秋元泰氏はレトリック技法の天才と言われていて、人の興味を引く新しい言葉を生み出すのが実に上手い。

事実、僕も『永遠は短い』という聞いたこともない言葉を見て、『は?』となった。

でも、これこそがレトリック技法の面白いとことであり、今回noteを書こうと思った動機でもある。

ここからはメモの魔力の著者前田氏が書いた文章の抜粋になるが、とてもエモかった。

短い永遠って何だろう。例えば、中学生が今、好きな子と一緒に公園のベンチに座って初めて手を繋ぐ瞬間。『この体が熱くなるような、ふわっとした幸せな気持ちが永遠に続いてほしい』と思うけれど、でも、これは永遠ではなく、門限までに帰らなくてはならない。そんな淡く甘酸っぱい感情を『短い永遠』という言葉で表現してるのかな。

引用:メモの魔力

僕はこの前田氏による『永遠は短い』という言葉の翻訳を聴いて、思わず関心した。

レトリックとは、聞き手の心に言葉が深く入り込みものであり、入り込んだ後もその言葉は人の心の中で育っていって結果として強い印象を残すことができる技法。

こんな技があるんだな~と、関心した今日です。

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