コント『同棲カップル』

ワイ「今日から僕たちの同棲生活が始まるね。大変な事もあると思うけど、ケンカせず仲良くやっていこう！」

彼女「うん！とりあえずこの線から向こう側は私の領地だから入ってこないでね。もし線を越えたらオートタロットが攻撃するから覚悟してね。」

ワイ「もうバッチバチじゃん。治安悪すぎでしょ。しかもキッチンもトイレもバスルームもそっち側だから、もう俺この家で寝る以外する事無いよ。」

彼女「え？寝れると思ってるの？わたし隙を見せたら容赦なく暗殺するタイプだよ。」

ワイ「刃牙の武蔵ぐらい戦闘に対しての姿勢がストイック過ぎだよ。彼氏と書いて「好敵手」と読むみたいな面倒臭さを感じるよ。」

彼女「あんたの顔がムカつくのよ！さっさと死ねー！！！」

ワイ「何で僕と付き合ってんの？異性に死ねとか言われるの初めてで、ちょっと興奮するよ。」

彼女「あんたの顔、前に付き合ってた男にそっくりなのよ！私がいくらパチンコに行くお金頂戴って言っても、1円もお金出してくれなかったあのクソ野郎にそっくりなの！！何であのときお金くれなかったの？！私がどれだけパチンコ好きかわかってるの？！！」

ワイ「これが狂気か。シンプルに怖いよ。元彼は何も間違ってないし、キミは重度のパチンカスだからギャンブルから足を洗うべきだし、僕と元彼を混同してるし、やっぱり何で僕と付き合ってんの？」

彼女「前の彼氏はちゃんとお金出してくれたよ？口で言ってもダメだけど、お腹をたくさん殴って、倒れたところを思いっきり踏みつけたら泣きながら財布ごとくれた。あなたも前の彼氏と同じで、痛めつけたらすぐにお金出してくれそうだから付き合ってるんだよ？それ以外に理由あるわけないでしょ？」

ワイ「…今から入れる保険ないかな。こんな男をボコせば金を出すATMとしか見てない人日本にいたんだね。とりあえず自分の女の人を見る目の無さを呪うよ。」

彼女「暴力ってね、最初はみんな嫌がるの。でもみんなすぐに慣れて、私の言う事何でも聞いてくれるようになるから便利なんだよ！」

ワイ「みんな怯えてんだよ！しかもキミの口ぶりからして、他にも相当前科ありそうだね？！」

彼女「私ね、小指を折る時の音が大好きなんだ！」

ワイ「無邪気に言う事じゃねぇだろ。そしてそれは脅迫だよね？僕の小指を狙ってるよね？！」

彼女「私のスマホの動画フォルダ見る？歴代の彼氏が私に殴られて泣きながら謝ってる動画がストレージいっぱいに…」

ワイ「キミとはもう付き合えません！僕と別れて下さい！！」

彼女「…良いの？まだ私のベッドが届いて無いから、今日は一緒の布団で寝ようと思ってたのに。」

ワイ「…え？それって…」

彼女「私…何でもするよ？」

ワイ「あ…あっ…あっ…」

彼女「撮影もオッケーだし、道具も好きなだけ使って良いし、コスプレとかローションとかお尻の穴とかも…」

ワイ「僕はキミを一生離さない！！！！！」

彼女「ありがとう。これからずっとたっぷり可愛がってあげるね！」

ワイ「よろしくお願いします」

「どうもありがとうございました」