K.CAT

人生。それは明日終わってしまうかもしれないしまだまだ当分続くかもしれない。旅先の温泉宿…

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人生。それは明日終わってしまうかもしれないしまだまだ当分続くかもしれない。旅先の温泉宿に早めに入り畳に倒れ込み暫し呆然とする。その後、露天風呂だ、ビールだ、馬刺しだなどと至福の時間がやってくる。限りある時間の中でどれだけの体験が出来るのか。毎日が魅力的に忙しい。

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ダイコンおろし

ごめんください、という言葉は、誰かの家を訪ねた時に最初に発する言葉だが、帰り際にも使う言葉。帰り際に軽く頭を下げてのごめんください、そして静かに扉を閉め颯爽と去り行く。 そこに紳士、淑女性を感じる。 生まれ育った街はよく在りがちな海縁の気性が荒い町と称される場所だった。内面は違うのだろうが、十把一絡、反几帳面、それらの持ち合わせが総じて気っぷのいい、いい男と見られるような風潮があった。不良はかっこいいとの構図だ。 その町には親類の叔父、伯父がたくさんいて全てが高倉健か川谷

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      オリジナル楽曲 せせらぎ橋

      春だと思って歌を作っていたらいつのまにか日が長くなっていて夏の気配。  せせらぎ橋から。

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        オリジナル楽曲 黄昏を越えれば

        はるか昔、高校生の頃に作った歌を再録。

        • メッセンジャーバード

          昔、仲間たちと車で遠くに行くとき、トランクにギターと一眼レフカメラと煮炊き道具一式と水彩絵の具とグローブと釣り竿と栗の木のインゴットと彫刻刀とトンカチと巨大ノコギリと規制刃渡り以上のナイフとジャックダニエルの携帯は絶対だった。仲間はそれぞれの旅のカバン、道具があるから毎回ぼくのそれらをそれらを邪魔として廃棄しようとしていた。 当時はきちんとした宿に泊まることに抵抗があり、そこまでの身分でもなかったことから宿泊は無人駅もしくは民宿が主だった。 それでよかった。その後の繰り返

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          車中オムスビころりん事件

          久しぶりに車の中でコンビニ昼色。おにぎりを食べていたらそのカケラが手元からシフトレバー付近に落下。その勢いで予想通りに海苔の欠片がシートとコンソールの隙間に落ちた。二度と取れないのだろう。 そしてサンドイッチのレタスのカケラもコンソールの隙間に落ちた。これにはショックで、現物は見えているので割り箸でなんとか取れないものかと、割り箸をシートの隙間に差し込んだ。そしたらあろうことか1本の割り箸が引っかかったレタスごと落下。その姿が見えなくなった。二次災害。 シートのレール付近に落

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          オリジナル楽曲 真夜中の漂流者

          作って歌ってみました。  イメージする表現はとても難しい。  真夜中の漂流者  

          オリジナル楽曲 真夜中の漂流者

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          スモートリの名前が読めない。 新聞にフリガナは必要。

          スモートリの名前が読めない。 新聞にフリガナは必要。

          真夜中の漂流者

          オリジナル楽曲用歌詞 真夜中の漂流者   MIDNIGHT DRIFTERS G Em G Em C D 静かすぎる 夜の海は さざ波も透き通る 靴下を脱いだら 渚を歩こうか 眠る貝と怒るウツボが 僕らを批判的な目で見ている コンビニの店前の漏れ明かりは 淋しすぎるからさ だから 今夜は海まで 真夜中のウイスキーを飲みに行こう 方位磁石を 掌に乗せても 北斗の柄杓が 雲に隠れてる 上弦下弦をまだ迷う月 僕らは真夜中の漂流者 暇つぶしの赤色

          真夜中の漂流者

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          楽曲 夏の章

          原詩 紗羅 補作詞 曲 水野和彦 詩家としてここnoteでもたくさんの詩を書いている紗羅さん。 紗羅さんが書いた詩をお借りして楽曲用に歌詞として変換させていただき、曲を付けてみました。 オリジナル詩を書かれた時の作者イメージと楽曲としてのイメージに乖離があるかもしれませんが 少し、かなり、早いですが、💦 夏の章、夏の唄です

          楽曲 夏の章

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          正常性バイアス

          遊んだ帰り道の虚無感はイヤホンから流している大音量の音楽が途絶えた時の孤独な静寂感と似ている。 正常性バイアス。 自分の心身や家族などに悪影響を及ぼす日々の生活環境やら或いは疫病、地震、台風、戦争などの生活に致命的な影響を及ぼす災害なんて起こらない、大したことない 、と思い込んで無視したり過小評価したりすること。 その真逆の必要以上に神経質になり怯えてしまうことにも気を付けなければならない。 想定以上の悲惨な現実に直面した瞬間、人は行動する術が思いつかず無気力に陥ってしまう

          正常性バイアス

          サソリと干し芋

          暦やニュースなどから感ずる季節感を根底から変えねばならない時代になっている。地球環境の変化は想像以上に早く、今は季節変化の過渡期にあると思われるがこの変化が一過性のものであり、やがて一旦は落ち着くのであろうか。 人間は環境の変化に馴染み順応するものだと思うが季節ごとの哀感、経緯度をまたいでの旅先から感ずる空気感、風景の変貌感 なども変わってしまうことはやるせないものであろう。 あらゆるものの連鎖の普遍性が特殊性に移行するのは産業革命以降の熱を放出し続けててきた人類の責にある

          サソリと干し芋

          懐古にはまだ早く

          コルビー キャレイの歌声を聴きながら遠い昔に2年ほど過ごした街の中を歩いた。   なぜ唐突に昔の街を訪ねるのか、という自問。眼前を説明するのに適当な言葉を拾い上げたそのときに、ぼくは無性に古い街並みを歩きたくなる。ふと思いついた、自答。自分に、知己に、あるいは思いもよらないような誰かに、遺しておきたい旅の記憶。口に出せば空に消えてしまうような意味の重層を、自分の記憶の中に固定しておきたいからだ。なんの意味も価値もなさない旅自慢はしたくない。 漂っていた僕の旅の空は、とつぜん

          懐古にはまだ早く

          カニカニ大作戦

          虎や狼が獲物の小動物を襲う場合、群れの中で最も姿勢の悪い個体を狙うらしい。 小動物とはいえ姿勢のよいものは自信を覗かせ対するものは怯え、弱気を感じさせる。虎や狼にしてみても面倒な闘いをしたくはないから楽に仕留められるものを選ぶのは自然の流れだ。本能の世界。 人間にしても同じで自信に満ちている人ほど姿勢がいい。その自信が過信か歪んだ自信も含めて。心に余裕がある人ほど姿勢がいいという原理がある。 意識して背筋を伸ばせば誰でもよい姿勢がとれる。無意識に姿勢がいい人は自信に満ちて

          カニカニ大作戦

          ポン酢とタバスコを発明した人にはノーベル賞をあげてもいいと強く思う

          ポン酢とタバスコを発明した人にはノーベル賞をあげてもいいと強く思う

          せせらぎ橋

          オリジナル楽曲  せせらぎ橋 D Bm あなたの紡ぐ言の葉が 水面に落ちて流れてゆく 少女は せせらぎ橋に腰掛けて 覚えた歌を口ずさむ 春風揺らぐ三月の 小鳥が歌の真似をする 木の葉の舟は勇敢で 右へ左へ舵を斬る 少年は 雑木をナイフで掃きながら 少女と春を守ってる エメラルドのカワセミよ あなたは己を知ってるか 冬の名残の西風も 思っているほど悪くない 僕らは  疎外や孤立の中じゃない 柔らかくしなやかに 朝昼夕と生きている 火を焚く夜も愛おしく

          せせらぎ橋

          銀の鈴

          オリジナル楽曲 銀の鈴 G Em G Em 🎼 坂の上から体を投げ出し その勢いで 冬の街を走れば 白い吐息が空に映えた 曲がり角の花屋の 死に忘れた蝶は ガラス越しの陽射しに ためらいながら蜜を吸う 少し傷んできたが 今日まで生きてきたよ 少し疲れてきたが 坂道の途中 まだ止まれない 心の隙間にオニオンサラダと ウイスキーを少し ほら黄昏に月が光り始めた いつからいるのか いつも笑って野仏 尖った落陽に萌えながら 何を想う何を祈る 少し苔

          銀の鈴