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GalaxyShowCaseに見た、日本企業の停滞感

あろー! @kazuka2u です。

週末、表参道GalaxyShowCaseへ行ってきた。2016年くらいから、表参道キャットストリートで、VRを付けた何かアトラクション的なものがあるのは認識していた。並ぶのが大の苦手である私はずっと避けていた。先日会社にOculusが上陸、VR自体を体験し、ShowCaseへの関心が高まっていた。今回、人が少なそうだったこともあり、足を踏み入れた。

率直になんでもっと早くこなかったのだろう!!!!と思った。

中韓の知人たちが言う、なんでiOSなの?

アジア圏の友人に、なんでiPhone使わないの?と聞いたことがあった。なんでiOSなの?と返された。うーん、私は4S以降iPhoneを使っているのだが、ひとえに画面の見やすさ、プロダクトの美しさ、そしてすっかりAppleのことを好きになった今、ヒラギノ(フォント名)のとりこになっていることが理由だった。彼は続けてこう言った。「iPhone使い辛くない?」iPhoneが上陸したばかりのとき(3G)、ユーザーたちは口をそろえてiPhoneの使いやすさを語っていた。しかし、どうにもAndroidのほうが使いやすいという。

そして今回Showcaseに遊びに行って、彼ら彼女たちがSamsungをなぜ選ぶんか、よくわかった。

圧倒的なプロダクトのすごさ

ショーケース内のVRは3Fと1Fのロードサイド、B1のVRShoot-Outの5種類だ。

ショーケースでは、CMでよく見かけていた、Galaxy9/s9のデモンストレーションとVRの体験を中心としたコンテンツが用意されていた。上写真が入ってすぐに渡されるスタンプラリーのシートなのだが、スタンプを5つ集めると、通りに面している「トレジャーハンター」というアトラクション系VRを体験できる仕様となっている。Galaxyまじですごい……。全編プロダクトがすごい、の話。すごすぎて5つ紹介させてください。3つには絞り切れない……。後編VR楽しすぎる、の話。

Galaxyがすごい

まず画質とカメラの性能がすごい。現在私はiPhoneXを使用しているのだが、それに負けるどころか勝つんじゃないかってくらい綺麗……。またカメラの性能も高く、1秒間に20回の連射が可能とのこと。動画を作る場合、一度に20か所までこの機能を使用できるらしく、デモンストレーション見ている感じでは、割と簡単に動画がつくれそうな気配。ホームパーティなどの企画で、料理している動画とか送られてきたら絶対参加率上がるだろ……。

2つ目は翻訳機能がすごい。ある特定のアプリを立ち上げた状態で、外国語をカメラ機能で写すと、写されていた文字列が、自動翻訳されてましたやばい。しかもこの機能、英語→日本語のような言語設定をせずとも、翻訳後の言語を指定するだけで、自動的に翻訳されたメニューを画面越しに見ることができます。ARヤバい。Galaxyの文字の翻訳が銀河だったのもヤバい。翻訳元の文字に上書きする形で文字が表示されるため、料理店などでの注文などかなり楽そう。ちなみにGoogle翻訳機能を活用している模様。これであればほかの企業も導入できそう。今回のすごい、の本質はそれをいち早く実現してるところにあるわけだけれど。

3つ目は音がすごい。なんとまぁDOLBYSoundを導入。最近映画館I-MAXムービーというやつが見れるようになっている。画面もさることながら、尋常じゃなく音もよい。ここで導入されているのがDolbyAtmosだ。そのへんのちょっとしたスピーカーよりも圧倒的に美しい音質。正直鳥肌者だ。個人的にではあるが、某音の変態と名高い人間がボーカルを務めるバンドが大好きなわたしにとってはいよいよよだれものだった。

4つ目はターゲット選定がすごい。若者特化型。自分の顔を使ったオリジナル3D絵文字が作れるとか、アプリやブラウザを2窓にできるとか、私たちのニーズわかりすぎかよ、と。特にブラウザ2窓ってYouTube見ながらLINE開けるんですよ?画期的では????SNOWみたいなAR機能もデフォルトでついてて、ミレニアルズを取り込む気まんまんなのを感じた。

最後が日本人離れしたプレゼンテーション能力。学生時代は経営学部ということもあり、多くのプレゼンに触れてきた。Showcaseのスタッフのみなさんは、来場者に対する巻き込み方、引き込み方、商品への理解度、ホスピタリティどれをとってもすごかった。プレゼンでは共感の作り方、いわゆるラポール形成がうまかった。声の抑揚の付け方。まぁShowcaseが3年目の開催とはいえ、これは2016年のスタートからハイクオリティなのではないだろうか。

確かに、Appleが圧倒的なブランド力をすでに持っている今、どれだけいい機能があって、かつどれだけそれらが使いやすく、市場のニーズをくみ取れているかという部分が大きい。スマートフォン市場を考えると比較対象はAppleだが、日本企業でこんなに魅力的なものの魅せ方はできないだろうと漠然と思った。

Showcaseを表参道にどどん!と立てようと思うだろうか。VRを掛け合わせて、プロダクトにゲーム要素まで持たせることができるだろうか。表参道の成功事例を他県へ持ち出して展開することができるだろうか。。ちなみに。会場内でSamsungの文字は1度も見かけていない。「Galaxy」という製品の一本勝負だ。現在26歳の筆者でさえ、韓国製の製品って大丈夫?と先入観を持ってしまう(本当に申し訳ない)のだから、このブランディングは大成功だろう。

年明けにiPhoneXを買ったばかりなのだが、次はGalaxyシリーズの購入検討しようと思った。ほんとSamsung先生なめてた。。同時に日本大丈夫なのか?という焦燥感にも襲われた。本当に、韓国すごい…!

VRめっちゃ楽しい!!

滞在時間約3時間。3Fと1FのVRを楽しんでた。3Fには、3種類のアトラクションが準備されている。いずれもVRを装着して楽しむ形式だ。下の写真を見ていただくとわかるのだが、powered by oculusということで、ハードウェアの枠そのものはoculus、実際の画面部分はがgalaxy9sで構成されていた。(Facebookもすごい)

3Fが混みあっていて、今回できたのはSkeleton。なんのことかと思いきや、ウィンタースポーツで、身一つで乗り込み、滑走ルートを下っていく競技である。VRをつけるだけで、そこはバンクーバーの雪景色。絶叫系はディズニーランドがいっぱいいっぱいなので、不安感たっぷりだったのだが、このくらいなら……いける!危険無くSkeletonのスピード感を感じることができたように思う。おそらく時間は3~5分。VR酔いもほぼなかった。そんなに長くないのもよい。次はぜひSnowboardやりたい…!

冒頭のスタンプを集めるとできるのが1FのShowcaseに入っているVRトレジャーハント。こちらは3Fよりやや長く5分強といったところだろか?シューティングゲーム形式になっていて、摩訶不思議な生き物たちに挑むべく、宇宙から宝物のある星へ!最後にシューティングの結果も出てくる。座席の揺れとVRそのものの装着時間も関わると思うのだが、酔いやすい人はちょっと気を付けてほしい。

とにかく!VRにも、Galaxyにもぜひ触れてみてほしい思いを書いてみた。

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