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本からの学びの共有-Book Knowledge7-

おはようございます こんにちは こんばんは 川岡キングジュニアです🤴
毎週土曜日に更新しているnoteです

前回は保健師による保健師のためのオンライン交流会「 ONE DOOR」の活動記録を書かせてもらいました
ぜひ保健師の皆さん、保健師に興味のある皆さんはご一読いただけると喜びます


さて、前回のBook Knowledge6は「超クリエイティブ」 著者  三浦 崇宏氏よりお届けしました
まだ読んでいないという方はこちらもぜひお読みください

今回は「地頭力を鍛える」著 細谷 功 氏よりお届けしたいと思います
色んな場面で力を発揮する地頭力について少しでも一緒に考える機会になれば嬉しいです


頭がいいとはなんだろう?

皆さんは「頭いいね」「地頭がいいんじゃない?」と言ったこと、言われたことがありますか?

そういった際の「頭がいい」ということと「地頭がいい」ということは同じ意味で使われているのでしょうか?

この本では「頭がいい」という定義を3つの視点から書かれています

「物知り」「機転が効く」「地頭がいい」
地頭力を鍛える

もう少し詳細を見てみると、
「物知り」とは、知識が豊富で色んなことを知っているクイズ王的な感じで一言で表すならば『知』

「機転が効く」とは、対人感性が高いコメディアンや司会的な感じで一言で表すなら『情』

「地頭がいい」とは、思考能力が高いプロ棋士的な感じで一言で表すなら『理』

なんとなく「物知り」「機転が効く」というのはイメージができますが、「地頭がいい」ってなんやねんって感じではないでしょうか?

地頭力の3層構造

地頭力とはほとんど陳腐化をしないと言われていて、問題解決のトレーニングで鍛えることができると言われています

それでは内容について紹介していきます

まず地頭力=問題解決における原動力となるものが

知的好奇心=地頭力のすべての基本
地頭力を鍛える

そして次に地頭力のベースとなるものが

「論理思考力=ロジカルシンキング」と「直感力」
地頭力を鍛える

個人的にもこの2つはとても大切だと思っていて、プリプリ(遠隔プリセプター制度)でもえんどーくんにロジカルシンキングは大切だよとお伝えしました

またどこかのタイミングで紹介ができればと思いますが、この本がとても学びが多かったので、共有をさせていただきます

「地頭力」のベースとなる2つをつなぐ思考法って、めちゃくちゃドンピシャですよね

話は戻りますが、これらをベースとして「地頭力」の固有要素が

「仮説思考力」
「フレームワーク思考力」
「抽象化思考力」
地頭力を鍛える

それぞれにざっくりというと
「仮説思考力」とは、結論から考えること
少ない情報で仮説を立てて、最終目的まで効率的に到達するための道順やプロセスを考え、自分なりの仮説を検証・修正しながら、ものごとを実行するときに必要
この力が向上してくると、仕事等における無駄な時間がかなり削減できるような気がしています

次に「フレームワーク思考力」とは、全体から考えること
全体を俯瞰しながら、分類や因数分解をしながら適切な切り口を探し、コミュニケーションのすれ違いを最小化することに繋がります

「抽象化思考力」とは、単純に考えること
具体と抽象の行き来ができるようなることで、ものごとの本質を捉えれるようになったり、話の一部から大まかな内容を推察することにもつながります

これらの「知的好奇心」が原動力にあり、「論理思考力」「直感力」をベースにおき、「仮説思考力」「フレームワーク力」「抽象化思考力」がある地頭力が高い人は専門分野でないことについても、収集した情報や今までの知識や経験をもとにして、『自ら考える力』があります

常に環境に適応しながら、次々と新しい知識を生み出していくことができると言われており、そんなビジネスヒューマンかっこいいじゃないですか!

地頭力が高い人は「多芸多才」
地頭力を鍛える

この本では、「フェルミ推定」について触れられていて、フェルミ推定では上記の固有要素の3つを学ぶことができます

フェルミ推定とは下記のとおりです

実際に調査することが難しいような
捉えどころのない量を
いくつかの手掛かりを元に論理的に推論し、
短時間で概算することである
Wikipedia

ここではあまり触れませんが、「フェルミ推定知らない」という方はぜひ調べてみてください

さいごに

すべての人が営む知的活動には、科学的・論理的に説明でき、誰もが再現可能な「サイエンス」の部分と、科学的・論理的に説明することが難しくて、誰にでも再現することができるわけではない個人技である「アート」の部分があると触れられています

この「サイエンス」と「アート」については、対人援助職であり、事業・地域クリエイターでもある『保健師』にも同様のことが言えるような

まだまだ「看護」に比べると、「サイエンス」として確立している理論的なところが少ない気もしていて、「サイエンス」≒「理論」の共有とそれぞれが個性を発揮した「アート」が必要だと考えています

「アート」を考えていくには、「自分の彫刻」が大事な気がしています

「アートの彫刻」とは、自分はなにが好きなんだろう? 自分はどんな時に力を発揮できるんだろう? 自分はどんな場面でSparking Joy ≒ Well-beingなんだろうと掘っていった先にあるような、ないような(笑)

「地頭力」を鍛えつつ、「サイエンス」を共有し合い、「アート」の彫刻を掘り進めることが楽しいと思える人が増えてほしいなと願って、今日はおしまい


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