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【就職活動をする前に】 面接官の人数で分かる社風

企業が採用選考をする際、書類選考や適性テストの後に面接がありますが、一次面接でも最終面接でも、その会社が何人の面接官で面接を行うか、実は結構重要なキーポイントです。

1次面接から最終面接まで面接官が1人という会社もあれば、1次面接から最終面接まで複数人の面接官が登場する会社もあります。

私が知っている限りでは一番多い会社で最終面接に9人の面接官が居たことがあり、まるで法廷での被告人になった気分になりました笑

ではなぜ大量の面接官が登場する会社があるのか?それは日本企業ならではの企業体質を表していると思います。

「採用権限が各人に付与・委任されていない」
「採用に限らず決裁を取る時にいろんな人への根回し、承認が必要」
「採用して失敗した時に、共同無責任の状態にできる馴れ合い」
「単独で人材評価できる人がいない、育っていない」

などなど多くの面接官が登場する場合、あまり良い企業体質を私は想像できません。

さらには多くの面接官が登場し、その中に終始全くしゃべらない面接官が居たとしたら要注意です。その人は面接で人を評価するために居るのでは無く、立場上、形式上居ることだけが目的の面接官と言うことです。
こういう会社は面接官が企業の印象・評価を左右する存在であることに気づけていない、気づいていても変えられない、応募者目線になっていない企業だと言えます。

ちなみに質問の意図がよく分からないを質問を無理矢理してくる面接官もまた同様です笑

また面接官を訓練・研修していない会社は多く存在し、年配の面接官は自身の人生経験(つまり極めて主観的な価値観)に基づいて人を判断します。こういう人は評価軸が画一的な場合が多く、「ハキハキと元気の良い従順な体育会系」の学生を好みます。
つまり、今の多様性の時代にあって、人に対する評価・印象が自分の学生時代(昭和)から変わっていない人たちです。

こういう年配の面接官たちが、新しい働き方(フレックスフリーやテレワーク、副業等)についてどう思っているかは、皆さんの想像するとおりです笑
気を付けましょう。

ということで、面接は採否が決まる時間であり、大なり小なり緊張する場面ですが、面接官の人数によって、さらには面接官たちの言動によって、実は企業の内面を垣間見ることができるチャンスの時間なのです。

面接室に入ったら、大勢の面接官が居たら、ギョッ!としてしまうかもしれませんが、逆に上記の企業体質を疑い、冷静に考えて、調べられることができれば、より良い企業選びにつながるかと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。それではまた!


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