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【就職活動をする前に】 緊張、アガる原因2つ

就職活動で最も重要な場面は何といっても”面接”ですね。新卒採用でもキャリア採用でも書類選考や適性テストをパスした人は誰しも、面接次第で内定、採用となるかどうかが決まります。

コロナ禍を契機に、現在オンラインで面接を行うことが主流となっており、場所に縛られず、移動時間が不要となり、便利なご時世になったと感じています。
採用する側としても応募者の交通費の心配が無くなり、遠方の学生さんとも気軽く面接できるようになりました。

便利になったため、一度に面接できる人数が多くなり、大変は大変ですが、応募する側としてますます応募倍率が増えて、面接での受け答えがより重要になっていると思います。

面接と言う限られた時間の中で、自分自身という商品をいかにPRするか、PR次第で次に進めるか否かが決まってしまう、と思うと少なからず緊張してしまうかもしれません。
緊張しすぎでアガッてしまうと、普段通りに話ができず、後で悔しい思いをしてしまいます。

私は面接に限らないですが、この緊張というか、アガッてしまう原因は大きく2つあると思っています。

1つ目は"準備不足"、そして2つ目は”ええかっこしい”です。順番にお話ししますね。

1.準備不足

何でもそうですが面接も数をこなすと、慣れてきてだんだん上手になっていきます。特に上手な人は多くの面接を経て「受ければ、どの企業も受かる感覚」を手に入れる人もいます。

準備完了、最初の面接の時の緊張はどこへやら、まさに”面接無双”ってやつですね。

これは、前に受けた面接が練習(次の準備)となり、失敗した点、今一つな点を改善することで評価される面接ができるようになるということで、本命企業の前にいくつか面接を受けて慣れておくということも、よく言われる話ですね。

前に理工系の"人と話すのが苦手な学生さん"が「先生に言われて受けに来ました。」という面接があり、学生さんは終始ガッチガチに緊張、残念ながら会話が成立しないこともありました。

これは手厳しいようですが、明らかな準備不足だと思います。

企業から聞かれる内容は各社共通な部分が多く、それをあらかじめ整理しておき、話せるようにしておくのは、皆さん必須の準備かと思います。
苦手なら尚更、人一倍準備することも大事です。

また、多くの企業を受けた結果、各社の事業内容や特徴を把握しておらず、面接の中でありきたりな話しかできない場合も、やはり準備不足で「あまり志望度は高くないのかな?」と面接官に思われてしまいます。

インターネットでいろんな情報を集められる便利な環境が整っています。ぜひ面接の事前に応募企業の情報収集、整理をして面接のときに豊富なネタを話題にすれば、話題そのものに意識が集中し、アガりにくくなるので、良いかと思います。

まとめますと、

(1)各社共通の質問(自己PR、志望動機、ガクチカ等)は一通り、基本回答が話せるよう練習して準備(面接の練習は最低3回はやりましょう)

(2)志望度の高い企業の事業内容や特徴はHP、就職サイト、その他情報媒体でしっかり調べて準備(最低でも1社1時間以上は調べましょう)

一見、めちゃくちゃ当たり前で基本の事じゃん!と思われるかもしれませんが、この基本ができてない人、意外と多いんじゃないかと毎年面接をして感じております。”基本は大事、準備は大事”ですね。

2.ええかっこしい

準備不足と、もう一つアガる正体、原因として思うのが”ええかっこしい”です。この言葉、関西弁だと思いますが、この表現がいい得て妙です。
つまり、自分を極力良く見せようする心理(プライド)が強く働いて、それが無意識に自分を追い込み、結果アガるということです。

若いころを振り返ると、私がまさにそうでした、アガリまくってました笑

なるべく優秀な人間に見られたい、素晴らしい人と思われたいという見栄に近い考え、プライドの高さゆえに生まれる発想なのですが、結果、結構アガります、そして失敗します笑

さらに凹んで、「本当の私はこんなんじゃない!」と益々肩に力が入って、負のスパイラルゾーンへとタップダンスを踊りながら、自分で勝手に失敗の沼へ沈んでいきます。

「ええかっこしい」だなと思う方は「そんな、無理してええかっこしようとしても無駄で意味ないから、等身大の自分でいこう」とプライドを脇に置く、もしくは捨ててしまう考えのクセ・習慣をつけることが大事だと思います。

そもそも自身の自慢話や成功体験をひたすら語ってしまう「私は凄いんだぞ!」と押してくるプライドの高い人より、自身の失敗談や恥部を笑いに変えて話せる、「プライド?何それ美味しいの?」と心に余裕のある人の方が断然、人としての魅力がありますしね。

自分は特別な人間でありたいと思う気持ちは、人として自然なことかもしれませんが、”ええかっこしい”の心理は少なくとも面接においては緊張、アガることにつながります。ええかっこしいを辞めると気持ちも大変楽になります。「元ええかっこしい」の私はそう思うのであります笑

最後までお読みいただき、ありがとうございました。それではまた!


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