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「楽」を取り戻す

ボディーワークやソマティックワークに何が出来るか、
を最近いろいろな新しいフィールドで講座をさせていただくことが増えてよく考えています。
  

ボディーワークに出会う人は、不意に事故のように「体験」してしまってその謎体験をたどりたくていつの間にか「身体性」という言葉すら経由せずにズブズブと身体の道に取り憑かれていく人が多い。

逆に、体験だけあって、言語でのプロモーションが起こりにくい業界とも言える。

まあこの話しは長くなるので、別の機会に改めて書くとして。

ボディーワークやソマティックの世界に出会って、人々が取り戻すもの。それは「楽」という感覚だ。

成果を上げるために、正しく、真面目にやること。

私たちはこどもの頃からそれを学び続けている。

けれど「より楽に」「自然に」はあらためて学ぶことはない。

実は大人にとっては、こちらのほうが難しい。なぜなら、楽に、自然にという感覚は、努力以外の何かを信じなければいけないから。

楽に動くとは、力みに気付いて、自分でコントロールすることを手放して、身体に任せること。楽という感覚をガイドに、身体がもともと持っている構造やデザインや知性に出会っていくこと。

自分自身の毎日を通して、また臨床の現場を通して、この「楽」がいかに難しいかを日々感じています。

例えば最近オンラインのセッションをさせていただくことが多いけれど、まず多くの方は「楽に座る」という感覚に出会っただけで大きな衝撃を受けられます。

ただ座ったり、ただ呼吸をすることの中に、こんなにも緊張や余計な力を抱えていて、それを手放すことができるだけでこんなにも「生きる」ということのベースに流れる感覚さえも変わってしまうなんて。

今までの人生の見え方が変わってしまう瞬間。

どうやったらその感覚を得られるか、などということをテキストで教示できるようなものではない。

自身の中にある「より楽で自然なあり方に向かおうとする身体のインテリジェンス」が勝手に何かを起こしていくのをただ観察者としてみていると、それは「やって来る」もの。(つかみに行くのではなく)

セッションが終わるときに多くの方が口を揃えて仰るのは、

「ボディーワークってすごいですね」でも
「和葉さんすごいですね」でもなく

「カラダってすごいですね!!」

というセリフ。(そしてこれが一番嬉しい)

そう。その感覚を見つけられたら、人生は変わる。

それは可能性を失うことじゃなくて、力み以外の何かを使えるようになること。生命エネルギーがフローし始めたら、世界との関係性が変わる。
身体は閉鎖系ではなく、わたしたちは身体を通して世界に開かれている。

ソマティックス、身体性、ボディーワーク。

こういう身体ごとの一番の醍醐味は、自分や、他者や、仕事や、世界や、あらゆることとの「関係性」が変わることではないだろうか。

「楽である」ということを体験的に探求するために、ぜひボディーワークを使ってください。





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