【TOEIC】 900点を突破したいあなたへの攻略メモ
前回記事はこちら↓
はじめに
僕は2023年冬までTOEICを勉強していました。最終的に970点を取得したのですが、今回は最初に900点を突破 (960点)した2023/1までの勉強法をシェアしたいと思います！要した時間は約210時間、期間にして約2.5ヶ月でした。元のスペックは以下の通り、掃いて捨てるほどいる一般人です。
・純ジャパ、留学経験なし、受験英語のみ
・英語は得意科目
・英語の勉強は3年ぶり
・仕事で英語を使う機会はない (たまーに英語の論文をGoogle翻訳で読む)
必要なもの：気合い、ただそれだけ
英語はただの言葉なので、「頭の良さ」は必要ありません。たまにアメリカの薬物中毒者みたいな人がテレビに映りますが、普通に英語を話していますよね！
……ただし、甘くないことも確かです。友人の誘いや飲み会は断り、趣味もやめて休日は全て勉強に充てます。社会人が短期間でスコアを出すにはこうするしかありません。僕は休日は朝6時半から勉強していました。
実際の学習法
スタートラインに立つ前に
まず以下の本を高速で周回して、中学英文法を復習します。Part5/6の文法パートで9割程度得点しないと900点は突破できないからです。基礎ができていないと、今後全ての分野で支障をきたします。基礎しか勝たん。
なんでもいいので、勉強時間と内容を記録できるアプリを入れましょう。記録するだけで痩せる「レコーディングダイエット」もあるくらいなので、客観視することは重要だと思います。
アウトライン
勉強期間を3分割し、英語力の源泉である単語を最優先に計画を立てます。僕は受験英語で超リーディング偏重の勉強をしてきたので、苦手なリスニングを優先して勉強していました。
前編：単語6：L3：R1
中編：単語5：L3：R2 ＋公式問題集
後編：単語2：L5：R3 ＋公式問題集
単語編
昨今のTOEICは難化傾向で、金フレを中心に2冊やりましたが、これだけでは到底足りません (英検1級レベルの単語も頻繁に見かけます)。他教材で遭遇した単語はアプリに全て記録し、1000語くらい追加で覚えました。また、通勤時は単語帳は絶対にカバンにしまわず手に持ち、電車内、歩いているときもひたすら確認します。「気合い」ですよ！
なお、単語は量だけでなく質 (瞬発力)も重要です。量だけ覚えて喜んでいると、Part7の速読で詰みます。
※キクタン800を使っていたのは、まさか900点を突破できるとは思っていなかったからです。
リスニング編
リスニングはこれ1冊を時間の許す限り周回しました。この本はかなり良いです。聞き取れなかった箇所は何度も発音し、自分でも言えるようになったら次に行く、みたいなプチシャドーイングをしていました。
TOEIC学習者が必ず通る「イギリス発音が聴き取れない」という悩み、まさに自分も抱えていたのですが、いつの間にか解消されていました。たぶん、発音の違いで悩んでいるうちは、英語力が900点レベルに達していないんだと思います。
でもこれはとても良い目安で、アクセントの違いを問題なく聴けていれば、かなり勉強が進んでいるということです！
リーディング編
この本は発刊されて時間が経っていますが、講義形式で割とわかりやすく計3-4周しました。勉強の基本はこれでした。
これはなんかこう、ドヤれる表紙ですよね。スタバでやってモチベを上げていました。笑 6割ほどしか終わりませんでしたが、語彙レベルが高く単語力向上に役立ちました。
何度も周回し、分からない問題が1問も無くなるようにします。問題を覚えてしまってもいいですが、「なぜ間違えたのか」「背景にある文法事項」「文型」を明確にしましょう。
この本が一番効いたかもしれません。薄い割に高いのが玉にキズですが、スラッシュリーディング、目線の動かし方など、値段分の価値はあります。Part7が解き終わらなくて悩んでいる方には超オススメです！これを2周した結果、最後の見直しに3分ほど時間を作れるようになりました。
公式問題集
最新のものを2冊 (2023/1現在では8と9) 使いました。復習を含めると数時間消えるのと、点数がメンタルに影響するので、調子がいい日にやりましょう。笑
初見→採点時の解き直し→本番形式で解き直しの計3回行い、通勤時にはスクリプトを1.5倍速で聴いていました。
おわりに
前回記事にも書きましたが、TOEICで900点を突破しても英語で何かできるわけではありません。しかし、大事なのは学習を通して獲得した強固な英語の基礎力と、勉強の習慣だと思います。
目標を設定して努力し、達成する過程を楽しみましょう (部活みたいで青春ぽくないですか？)。人生は一度きり、全ては自分次第です。ファイト！
追記：この後追加で100時間勉強しましたが、960→970点の10点しか上がりませんでした。笑
【今後も勉強の進捗にあわせて記事を書いていく予定です。ご覧いただけたら嬉しいです！】
つづく
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