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トランプ大統領再選のための株価(進捗確認)

大統領選の結果とS&P500の関係について、2020年8月に記事を書きました。

大統領選前の3か月間、つまり8月~10月のS&P500がプラス推移であれば、現職大統領の当選確率が高い(86.956%で再選)という統計データです。

そこで、8月からのパフォーマンスを中間地点の今、見てみましょう。

■8月1日~9月1日:+3.978%
■9月1日~9月18日:-5.874%
➔トータル:-1.897%

統計的に8月はボラティリティが高まる時期だったのですが、今年は9月に入って荒れ模様ですね。やはり、9月の運用方針としてポジションを持ち過ぎない戦略は当たってました。

9月の月間パフォーマンスはマイナスでしょう。となると、10月の1か月間で上昇する余力があるかどうかですね。私は期待していません。中国の航空会社株のような出遅れ株が、アメリカでまったく上昇してきません。これは、新型コロナウイルスへの対応を誤った過去記事ご参照)からです。

そう、この「新型コロナウイルスへの対応を誤った」ことだけで、トランプ大統領は再選しない確率が高まっています。火消しに躍起です。やっぱり人間は素直が一番ですね。間違えたら間違えたことを認めて、素直に謝る。そんな人間でありたいです。

とは言え、まだ-1.897%程度なので、3か月間の株価パフォーマンスは10月に挽回する可能性も残されています。テックバブルのプチ終焉が、思った以上に早く来てしまったことが、吉と出るか凶と出るか。投資家心理としては、大統領選の1か月前は様子見したいでしょうね。

ちなみに今月のリターン率は、今のところ+12.22%という想定通りのコンサバ状態です。勝てない月は勝負しないことですね。

さてさて、TikTokとWeChatがアメリカで禁止されました。

「結局誰も(情報漏洩の)エビデンスを持っていない。それでダメだという話なので、エビデンスをどう取るかがこれから重要。政治的にただ単純に排除するのは、そろそろ限界にきたと思う」

日本はこの件でもはやアメリカに追随しなくなってきましたね。

私が記事で再三書いてきた通り、日本人も大きな流れを見誤らないほうが良いですよ。50年単位で見た時の、確実なTurning Pointです。

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(Source:https://www.bloomberg.com/news/newsletters/2020-09-19/bloomberg-new-economy-china-is-winning-the-trade-war-with-trump

中国はアメリカに勝とうと思ってません。アメリカが自滅の道を歩んでいるので、トランプ再選は中国の内需拡大にとっては好都合かもしれませんね。

トランプが再選したら、アメリカはWTOを脱退してしまうかも。そして世界的に孤立を深めて行くでしょう。アメリカ(トランプ)は覇権放棄をわざとやっている節があります。

まぁ…やってることはいつも変わりません。日本人も早く目が覚めるといいですね。でも日本は覇権とか紛争とか一切関知せず、平和でグレーで曖昧でもある種達観した独自の平和的世界観を構築すれば良いのです。

本当にそう思います。だって地理的にもDNA的にも濃いつながりなのですから。

本日もお読み頂きありがとうございました。

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