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日々雑感|アントIPO、米最高裁判事決定

株価が大きく下落して真っ赤だと、良くウォール・ストリートではblood bathという言い方をします。昨日は開始からまさにblood bathでした。日本語では血の海?的な感じでしょうか。

これも以前書きましたが、昔と比べて金融市場に流れ込んだキャピタルの分母が増えているので、少ない率(%)でも実際の金額にすると大きくなっています。そんな中、Palantir(PLTR)を仕込みました。早速上がってくれてラッキーです。

「買ってはいけないIPO」とまで言われた同社株ですが、今後どうなるのでしょう。一生、黒字化しないような気がします。いずれにせよ長期で持つつもりもありません。

IPOと言えば、やはりアント・グループですね。あのサウジ・アラムコを抜いて史上最大のIPOになる予定です。

香港市場では、11月5日に上場、1株80HKD(約1,080円)と言われています。1000株で…たった108万円。シンガポール政府系ファンド・テマセクや、シンガポール政府投資公社(GIC)が参加を予定しているそうです。GICは10億ドル(約1055億円)スタートとのこと。

決済機能のアリペイが収益の主力になり、そのアリペイを使ってAlibabaのECで売上も上がるという算段です。決済と言えば、中国政府が進めているデジタル人民元との絡みがどうなるかが気になりますよね。

Jack Maの発言を見る限りでは、恐らくですがアリババと中国政府の思惑は一枚岩だと思って良いでしょう。まぁ…彼も共産党員ですから。

…となると、アントのような国策IPO(失礼)は乗っかっておきたいと思うんですよね。税金のことを考えると…マネックス証券で買うのが一番良いのですが…

中国がイノベーションにより新世界を創っていくことは間違いないので、アングロサクソン連合からさらにイジメられるでしょうね。トランプが当選した場合、二極化(多極化)はさらに進むと思います。その肝心の米大統領選挙ですが…怪しい雲行き。

郵便投票の結果などにトランプが難癖をつけ、最高裁に持ち込まれた場合、トランプ有利の判決が下される可能性が高まりました。こうなると、もう民主主義や選挙など全く関係ありません。最もブラックな先進国になるのはアメリカです。

これも以前書きましたが、私の中国の知人もトランプ再選を望んでおり、さらなるアメリカによる中国デカップリング政策は、中国に圧倒的に有利であると判断しています。アメリカが勝手に国際的な信用を失墜させているだけなので、もっとやって欲しい、と。

下記はそのあたりが上手く纏まってますので掲載しておきます。

どんな形であれ、トランプの再選はアメリカ国内でも分断を生むと思います。そうなると、Covid-19も克服できないアメリカのStock Marketは冴えない時期が続くでしょう。一方で、そんなアメリカの影響を受けにくくなっていく中国では(もともと相関性が低い)、Stock Marketがアメリカとは全く関係なく伸びる可能性が出てきます。大統領選挙が11月3日、そのすぐ後の11月5日にアント・グループ上場ですから、習近平も分かってますね。

起爆剤です。

中国におけるマーケットキャップ(投資出来高)がアメリカをすぐに追い抜くことはありませんが、アントの上場やデジタル通貨を急ぐ中国政府の思惑が透けて見えてきます。シンガポールが投資するのは理に適っています。

もちろん、アメリカのStock Marketは今後も伸びる可能性が高いのですが、混沌の中で投資することになる場合、投資のメンタリティとしては健康的ではない可能性があります。出来るだけ平穏なマーケットで冷静に投資分析をするほうが私は好きなので、アメリカのポートフォリオ比重は下げています。
※積立は別です

現に、企業の決算が良くても株価は確定売りで下げてますから、決算をつぶさに見ても、短期的には投資機会に繋がらない状況にあります。お金がジャブジャブしている証拠です。

そんな中、米ドルがどこに向かうか気になるところですね。

最近記事を書いてなかったので、長くなってしまったついでに、忘備録的にワインも掲載。週末に友人が遊びにきていたのですが、その時に開けたワインが相当良かったのです。

MONOPOLEの2012です。私はノンアルなので飲みませんでしたが、もう香りだけで素晴らしいワインだということが一発で分かりました。見つけたら即買いをオススメします。

ちなみに私のセラーの中にあるお酒は、すべて友人用です(笑)。

本日もお読み頂きありがとうございました。

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