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マレーシア工科大学/マレーシア日本国際工科院における日本語教育の取り組み

主にベトナムの大学・短大でのITと日本語教育に注力していましたが、昨年からマレーシアとインドネシアの大学でも日本就職を目的とした新たな取り組みを始めています。

マレーシア日本国際工科院はマレーシア工科大学内の学術機関の一つで、マレーシアのレジェンド、マハティール元首相が提唱した「ルックイースト政策」の集大成として設立された学術機関です。

マレーシア日本国際工科院(Malaysia-Japan International Institute of Technology、通称MJIIT)
https://mjiit.utm.my/

・2011年9月に日本式工学系高等教育を実践する場として、マレーシア工科大学クアラルンプールキャンパス内に設立
・電子工学、機械工学、化学プロセスの3学科から構成され1学年約200人が学んでいる
・120時間の日本語学習が必須で、学生のほとんどが日常会話以上の日本語が使用可能
・日本語を除く全ての講義は英語にて行われ全員が英語ビジネスレベル
・日本の29の大学と協定を結び、積極的に相互学術協力を行なっている

MJIITと我々が関係を持ったのは2019年からで、現在MJIITにてチームアドバイザーをされているJICA職員の方から「一度ハノイ工科大学の取り組みを見学させて欲しい」とのご連絡をいただいたのがきっかけです。実はこの方、JICAの担当として以前にハノイ工科大学のIT学部学生対象日本語教育プロジェクトの立ち上げ時に関わっていた経験があり、MJIITでもハノイ工科大学と同じような取り組みができないか、というお考えから弊社にお伺いをいただきました。

その後、2019年9月に実際にMJIITを訪問し、アリ院長とのディスカッションや在学生に向けた「日本就職を目指すセミナー」を開催し、学生に向けた日本語教育ならびに日本企業への就職支援を提供するための協定を結んで教育が行なわれております。

学生達はというと非常に優秀です。ベトナムの大学に比べて120時間と日本語教育を受けた時間は4分の1ほどですが2019年10月から2020年2月までの短期間のコースながら参加した11人中6人が日本の企業から内定をいただくことができました。
現在はその3倍程度の学生達が弊社のコースに参加し日本就職を夢見て毎日頑張っております。

我々が想定している外国人労働者は安い賃金のワーカーではありません。トップ大学を卒業したエリートを日本企業に就職してもらうことを想定しています。
日本の企業で世界中のエリートが働いてくれることで、日本の高度人材不足の解消、日本企業のグローバル展開促進、日本と外国の友好関係、日本企業のダイバーシティ促進など多くのメリットがあります。

いつまでも外国人を日本人がやりたがらない仕事を安くやってもらう対象と考えていてはダメです。そういう仕事は給料を上げて日本人がやったらいいし、給料を上げたらやっていけないという会社は市場からご退場いただいて企業の新陳代謝を促進しゾンビ企業の少ない強い企業群による強い経済を作っていかないといつまでも日本経済は停滞したままになってしまいます。いつまでも国債を発行しまくってゾンビ企業と既得権層を守っている国に未来はありません。

今こそ世界中から優秀な人材を日本に集めて、日本で技術を学んでもらい、日本企業の世界展開を一緒に行っていくことが重要だと思います。

MJIITの新卒学生採用にご興味ある方は是非ご連絡ください。
詳細のご説明をさせていただきます。
お問い合わせはWebサイトのコンタクトからお願いします。
https://sun-asterisk.com/

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