元夫が亡くなりました~その後
こんにちは!春の桜に心癒されているいたこです。
元夫が亡くなって2週間
前回の投稿、「元夫が亡くなりました」で『いいね』してくださった皆様、励ましてくださった皆様、ありがとうございました。
早いもので、元夫が亡くなって2週間が過ぎました。
少しずつ少しずつ、溢れる涙の量が減り、泣いている時間が減り、心の動揺も減ってきています。
マスクって便利だなあ、と今回の一件で思いました。外で涙が止まらなくなっても、マスクしていればマスクが涙を受け止めてくれましたからね( ´∀` )
今は普通にしていれば、ほとんど泣くことはなくなりました。ある曲を聴いたり、歌ったりしている時だけ、時々涙が溢れるくらいです。
スピッツ『チェリー』の歌詞
その曲は、スピッツの『チェリー』。
泣いて泣いてものすごく疲れてしまった時に、ちょっと元気になりたくて Stand FM を聞こうと思って、歌手のりょうえいさんのラジオを。
その時歌っていたのがこの曲、『チェリー』でした。
今まで曲は知っていても、じっくりと味わったことはなくて。でもこの時はメロディーも歌詞も、なんだかすごく心に染み渡ってきて。
特に歌詞が今の私の気持ちにぴったりじゃんって思って。
「君を忘れない。曲がりくねった道を行く」
そう、たぶん一生元夫のことは忘れない。そして、私がこれから歩く道は曲がりくねってるんだろうな。
「二度と戻れない。くすぐりあって転げた日」
そう、もう戻れないんだよね、あのころには。私と元夫には、残念ながらくすぐりあって転げることはなかったんですけど。
「ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめて」
そう、思い出しても楽しかった思い出の方が少ないんだけど、その小さな小さな喜びをつぶれるぐらい、心の中でぎゅってしてる。
『何もないことがそれが幸せ』ってよく聞くんですけど、元夫と私の生活は確かにそんな感じで、何も起こらないことが一番の幸せだったなあと。
でも、『何もない』は0でね、何か事があると全部マイナスになっちゃうんです。だから、ほとんど全部マイナス。これ、つらいです。
そのささやかな幸せの思い出。
元夫の家を本当に整理しなければならなくなって、残しておいた荷物を改めて見たら、娘の写真がたくさん出てきて。その中には少ないけど、元夫と一緒の写真もあって。旅行の時の写真とか。
それを見て、「ああ、こんな感じだったよね」と思いだしたり、 こんな風に笑った頃があったんだなと不思議な気持ちだったり。
そして娘に昔話を聞かせるんです。
「三人でディズニーランド行ったんだよ。その時首都高の渋滞に巻き込まれてさ。。。」
「普通東京だったら新幹線で行くじゃん?でもお父さんは列車が嫌いだから自家用車で行くって運転してさ。」
「パルケエスパーニャ行ったんだよ。その時アトラクションに並んで、やっと乗れるっていうときにあんたが乗らないってごねて、お父さんが怒ってさ。。。」
そんな話を娘にして、覚えていない娘は目を丸くして。
「それ、私が何歳の時の話よ?」
そんな、ささやかな喜びを抱きしめています。
「いつかまたこの場所で君とめぐりあいたい」
そう、まためぐり逢ってみたいとは思う、思うけど、もしめぐり逢ったらその時私はどうするんだろう?
また夫婦になるんだろうか?夫婦になって私はどうするんだろうか?
今世でうまくいかなかったから、そのリベンジをしようとするんでしょうか。負けず嫌いですね。自分で考えながら笑っちゃいました。
だって私が思う「生まれ変わっても一緒になろうね」というのは、
・今世で好きで好きでたまんなくて来世も一緒にいたい
・好きで好きでたまらないけど今世ではどうしても結ばれない
とか、なんかすごく熱い思いって言うのかロマンチックって言うのか、そんなものだから。
でも、私が来世でももし元夫と結婚するとするならば、それはきっと負けず嫌いゆえに「今度こそ添い遂げる!うまくいかせる!円満な家庭を作る、この人と!」ということなんだろうなって思って( ´∀` )
だったら今から別の人と作れば?とツッコミを入れているもう一人の私がいるんですけれど、それはもうこの年になっちゃったら私の理想とは違うのです。
私の理想の「添い遂げる」とは、結婚して子供ができてその子を一人前まで育てて、そしてその間に例えば家を買うだったり、お互いが病気になるだったり、そういう人生のイベントを共に過ごす。
その先に子供が独り立ちした後の二人だけの生活をまた一緒に過ごす、ということなのです。
なので、これから他の誰かと一緒に暮らすことがあったとしても、それは「添い遂げる」ではないんですねえ。
そういう意味での心残りがあるんだろうなあ、私の中に。
私は元気です
そんなふうに、ゆるゆると時間の流れの中で自分の感情を見つめています。
まだすべてすっきりとはいかないけれど、生活が前向きになってきています。
お心をくださった皆様、本当にありがとうございました。
いたこは元気です。これからも、よろしくお願いします。
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