大森和枝(美術家KAZU)
その日その日の思いを写真と共に綴るきまぐれマガジン。
人生、山あり谷あり。どちらも今の私ができるまでに必要な体験。美術家・大森和枝ができるまでの、人生を構成するエピソードを数回にわたり綴ったシリーズです。
お久しぶりの投稿で、なかなか妙なタイトル投下。 皆様ご無沙汰しております。 今年はアートディレクター業が妙に忙しくなったり、色んな方とアートを通してお近づきになれた素晴らしい年でした。 今年まだ終わってないけども。 リアルな世界で猪突猛進に進行中です。 なんやかんやありますが、私は元気に生きてますよ。 さて、前置きはこれくらいにして表題について触れていきたいと思います。 誰しも「これはアリ」「これはナシ」の線引きがあると思います。 もちろん私にもある。 今回は
今こそ、アートや音楽だ。アートを生業に生きる自分たちの、カテゴリーに縛られない様々な活動のために、恥ずかしながら主催いたしまして、この度『xxxcultueークロカルー』を始動しました。 絵を描くだけがアートではないし、ファッションもデザインも生活も何もかもにアートが関係していると思ってます。 一見、アートとは関係ないと思いがちなものも、全ての根源に「美しさ」があって、それらを無視して生きていくことはできません。 様々な文化をクロスさせて、1人では創れない「何か」を生み
ただいま私、小倉城の御城印のデザインを担当させていただいております。 その中のひとつ、とても豪華な御城印が発売となりました。 揮毫は小倉城公認アンバサダーでもある書家の杉田廣貴氏。 背景には小倉城のシンボルでもある「迎え虎」の金箔押しを配い、プレミアムな一枚が完成しました。 ご購入は小倉城敷地内の城テラスにて。 オンラインサイトでも購入可能です。↓ https://www.kokura-castle.jp/premiumgold/2020/12/ 職人の技が
私がアートディレクションで携わっている杉田氏の個展。 12月から入れ替えるアートの部に展示する作品に使用するために、助手としてゴミ拾いに行ってきました。 ゴミを使ったアートを展開したい。 何をしたいのか、という問いに対して、制作するための道筋を見立てたり、それらの事象の為に夢中になって取組む、という行為は、私にとって日常茶飯事なので。 是非やりましょう!!!!! という事で、お手伝いも二つ返事でさせて頂きました。 私自身は、はっきり言ってそんなに環境問題にデリケートな方
最近よく「自己肯定感」という言葉を聞く。 自尊心や自己存在感、自己効力感、自尊感情など、類似した言葉は色々あると思うが、要するに「自分の存在意義を肯定する感情」ということだ。 研究者によっても定義は異なるようだが、自分で自分の事を認める行為の事をこう呼ぶ。 ただ、類似しているが違う部分もあると思う。 例えば、「自分のことを好きか嫌いか」という感情は、単純に自己肯定感に当てはめて考えるには難しい部分だと思う。 自分のことが好きでも、良くないことが続いたり、傷つくような
突然だが、私は子供を産まないという選択をした人間だ。 もちろん、最初からそんなことを決めていたわけではなく、子を産み育てていきたいという願望は、どちらかと言えばかなり強い方だったと思う。 女という生き物に生まれたからには、自分の体から生き物が生まれる様を味わってみたいと思い、普通の結婚生活を送ろうとしたこともあったが、結局「絵を描いて生きていきたい」という夢には叶わず、普通の人としての人生を送るという夢は儚くも散ったのだ。 子を産み育てる以前に、普通の人としての生活の中
誰しもが何時だって、自分なりの正義をもって生きていると思う。 私にも自分なりの正しい基準や、これだけはしない、というルールがあって、ある程度そのラインを守りながら生きている。 とはいえ、何が本当の正解かなんてわからない。 それなりに人を傷つけてきただろうし、自分自身も沢山傷ついてきた。 それと同時にかけがえのない幸せな時間もあったし、そう思える時間を共有できる人たちに出会えた事は幸運で、とても有難い事とも思う。 絶対的に補完できる人間関係などなく、どんなに信頼し合っ
誰しも憧れのビジュアルというものがあると思う。 私の場合は、日本人離れしたパッチリ二重の顔に、天然パーマの茶色い髪の毛を二つ結びのお団子ヘアにした、そんな幼馴染の容姿が幼い頃の憧れだった。 憧れに対して私の見た目は、奥二重(見た目ほぼ一重)の完全な日本人顔で、黒くてまっすぐな髪の毛は、かわいいヘアアレンジをしようとしても、スルスルと解けてしまうので、大体いつもおかっぱ頭だった。 決して破滅的な不細工として生まれたわけでもなく、五体満足で大きな病気もなくここまで生きてきた