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キャリアをとるか、結婚をとるか、それとも。

「いい夫婦の日」だったので、SNSでそれ系の話題が飛び交ってましたね☺️

今日はちょっと思い立ったので、我が家の結婚話を書いてみます。(誰にニーズがあるのかとか、考えないで書きます。笑)

キャリアをとるか、結婚をとるか

キャリアと切っても切り離せないライフイベントのひとつに、「結婚」があります。例に漏れず、わたしもそのふたつが絡み合って悩んでいました。27歳の時でした。

当時わたしは、新卒で入ったリゾートホテル運営会社で人事に携わっていて、いわゆる社内恋愛をしていて、のちに夫となる人と一緒に北海道に住んでいました。

その年、わたしは国家資格キャリアコンサルタントの資格を取ったことをきっかけに、「もっと社員みんながイキイキ働ける場づくりがしたい!」と息巻いていました(笑)。全事業所の社員が利用できるキャリア相談室を設けるような取り組みがしたくて、そのためには東京本社にある人事部への異動が有効だと考えました。

「でも、東京に移住するとなったら、この人とは別れるのか?」
「彼の性格的に、遠距離恋愛は絶対無理だろうしなあ」
一緒に居続けるために、今やりたい仕事を諦めて東京への異動希望を出さなかったとして、果たしてわたしたちは結婚するのか?

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彼は大きな買い物をするときはとことん比較検討して熟考し、タイミングを1年でも2年でも見計らい続けるタイプ。結婚という大きな決断についても絶対に即決はしない(彼はわたしの10歳年上なので、実際遅めの結婚でした)し、そもそも一人遊び大好き・自分時間必須な人なので、独身身分の自由さを手放したくないという考えが透けて見えていました。笑

(ちなみにわたしも結婚願望はそんなになかったものの、どうせずっと一緒にいるのであれば今の日本のシステム上、籍を入れておいた方がメリットが大きいよな〜と考えていました。)

結婚しないのだったら、残念だけどお別れして東京に行こう。
結婚するのだったら、キャリアのチャレンジは諦めて現職の中でやれることをやろう。

でも、結婚するかどうかは、わたし一人では決められない。
でも、そこが決まらないと、キャリアの選択ができない。

ぐるぐる、ぐるぐる。

頭から煙が出るほど悩んだ末、わたしがとった行動はこうでした。

STEP1:相手へ期限を設定する

「○月にキャリアコンサルタントの資格試験があって、それに合格したら、チャレンジしたいことがある。東京へ異動希望を出そうと思ってる。だからそれまでに、あなたもわたしとどうなりたいか、心を決めてね。」

試験結果が出る日の数ヶ月前から、このようにそれとなく予告をしていました。(事前に予告がある方が親切かなと…え、圧こわい?笑)

STEP2:期限内に決まらなかったら、こちらから決めにかかる

合格の報告をして数日過ぎても、THE・決められない男は上記の件について全く触れてきませんでしたので、わたしから口火を切りました。

「試験に合格したので、わたし異動希望を出そうと思います。あなた遠距離恋愛は無理だと思うけど、どう考えてる?」

もごもごと口を開く、決められない男。

「やりたいことの応援はしたい。でも東京には行ってほしくない、一緒にいたい。」

「ありがとう、わたしも一緒にいるのは楽しいけど、未来のなんの確約もなく一緒にいるというだけなのだったら、わたしは仕事のほうを取るよ

かくして、決められない男は、とうとう結婚の意思を固める羽目に(?)なりました。

STEP3:選ばなかったほうも取りに行ける可能性を探る

結婚しないのだったら、残念だけどお別れして東京に行こう。
結婚するのだったら、キャリアのチャレンジは諦めて現職の中でやれることをやろう。

当初、わたしの目の前にあったのはこの2択でした。

でも、強欲なわたしは、よくよく考えて、結婚もキャリアも取りに行く道を探ってみることにしました。

「1年だけ、東京に行ってチャレンジがしてみたい。もちろんそんなわがまま通らないかもしれないけど、会社と交渉だけでもしてみたいから、もし万一希望が通ったら、そのときは応援してくれる? 1年で北海道に帰ってくると約束するから。」

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そしてありがたくも、彼の合意をもらい(決して強引にはもらっていません笑)、結婚すること・一時的に別居婚もありなことを確定させた上で、
まずは直属の上司に相談。東京の人事の大ボスにもお時間をいただいて会いに行きました。

結果、
わたしがやりたかった、社内キャリア相談室の設立は、今の会社の状況では時期尚早とのご意見を受け。
わたしは東京へは異動せず、今まで通り北海道でキャリアを築くことに着地。別居婚生活には至りませんでした(笑)。
でも、やることはやったので、納得感をもってステイできました。次にチャンスが巡ってきた時、間違いなくそれを掴めるように、今はこの置かれた場所でコツコツ楽しくやっていこう。そう思えました。

(今思えば、27歳のぴよぴよが何を大口叩いてるんだという感じなんですが、時間を割いて目線を合わせて応じてくれた大ボスには本当に感謝です。。お元気かなあ。)

アクションプランの設定とスケジューリングが好きなんだな、わたし。

まずは結婚するかしないかを明確にする

その上で、パートナーの合意を得ながら、キャリアのチャレンジもできないか手を尽くす

このように具体的なアクションプランを立て、ステップのスケジュールを引くというのは、
今まさに、ミートキャリアのキャリアカウンセリングでやっていることと同じ。ということに、昨日気がつきました。

ここまで、若気の至りのお恥ずかしい話を晒してきましたが、結局何の話かといいますと、
「いや、わたし、キャリアカウンセリングの仕事、性格に合ってるのかもしれない!」
と思い至って嬉しかったー、というお話なのでした。

最後まで読んでくださって、ありがとうございましたo( .  . )o
これから結婚というライフイベントを迎える方、ぜひしたたかに、作戦立てて行きましょう!!

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