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秋分

二四節氣のひとつ《秋分》は昼と夜の長さは同じでしょうか?
秋分は二四節氣の16番目。春分と同様、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さが等しいとされています。
しかし、厳密には昼の方が少しだけ長いそうです。

秋分の3日前から7日間が秋の彼岸。つまり秋分は彼岸の中日です。極楽浄土は西の彼方にあるとされているため、太陽が真西に沈む秋分にご先祖様を供養するようになりました。

『暑さ寒さも彼岸まで』という言葉があります。
この頃から夏の暑さも和らいできます。

46候 季節の言の葉
雷乃ち声を収む

夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃です。大きな雷雲の代わりに、空にはもこもこと鰯雲が現れます。
『暑さ寒さも彼岸まで』の言葉通り残暑も落ち着き、秋らしい爽やかな日がやってきます。

季節の食材
秋刀魚:見事に光る刀の様に硬く綺麗な澄んだ目、華やかな鮮紅色のエラ、脂ののりは背の盛り上がりで目利き。

季節の料理:さんまの塩まみれ焼き


サンマの塩まみれ焼き

47候 季節の言の葉
虫蟄れて戸を坿ぐ


これからくる冬に備えて、虫たちが戸をふさぐ様に、冬籠の準備を始めるころ。

虫たちは約半年間、土の中や木の根本、枯葉の中に身を隠して、暖かな春を待ちます。
季節の食材:オクラ
特有のヌメリ成分として、『ムチン』や『ペクチン』などの水溶性食物繊維を豊富に含み、調整作用、便秘の改善が期待されます。

季節の料理:オクラの丸ごとフリット、オクラと夏野菜の塩だれ素麺

オクラの丸ごとフリット
オクラと夏野菜の塩だれ素麺


48候 季節の言の葉
水始めて涸る

田の水を落として、稲穂の借り入れを始める頃。
稲穂は頭が垂れ、黄金色に輝く田が秋の深まりを感じさせます。収穫の真っ只中で、農家の方は大忙し。

季節の食材:新米
秋に収穫し、その年の1231日までに精米〜包装されたお米が新米です。

精米日が新しいお米が一般的には美味しいです。

季節の料理:そのまんまの塩おむすび

そのまんま塩おむすび


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