Rodgers,C.Rの中核3条件についての勉強

日本メディカルコミュニケーター協会主催のセミナーを受けました。
講師はプロコーチの秋元伸平先生です。

秋元先生は看護師として東大病院の副師長という経歴もあり、プロコーチとしての独立を果たしたやり手の先生です。

私は大学院で臨床心理学修士を修め、Rodgers先生の本なども多少は読み勉強していたつもりでしたが、再度Rodgers先生の中核3条件について学びなおすことが出来ました。

中核3条件については専門書にお任せするとして、
看護師であり、心理師でもある私の中で感じている感想を書いてみます。

無条件の肯定的関心についてですが、相手のどのような話についても、善悪や好き嫌いの評価をつけずに、否定せずなぜその様に考えるようになったのか、その背景を肯定的関心を持って聴くこと…

このことについて私と同じ様に臨床経験の長い看護師さんとディスカッションしましたが、看護の場面ではどうしても出来ないことが多いという意見で一致しました。

患者さんや後輩看護師さんのからの様々な訴えに対し、でもね…だけどね…
とどうしても否定的な意見や、説得をしてその考えを改めてもらおうと言う考えになってしまうねという感想でした。
特に救急の対応が必要な時など、とにかく何かと忙しい看護師は、この対応はどうしてもおろそかになってしまいがちです。
まずは否定せずに受容する、そのメンタルを身につけておきたいです。

次に共感的理解にについてですが、これはとっても勉強になった気がします。共感っていう文字が物語ってるが、相手になりきったつもりで、共に感じる感覚を、演習を通して学ばせて頂きました。
共感するって簡単に言えそうですが、結構出来ていなかった気がします。
相手になりきったつもりで話を聴いてみようと思いました。

自己一致についてですが、Rodgersの中核3条件のなかでも、Rodgers先生は
自己一致を最も重視したと専門書に書かれてました。

精神看護の場面で、患者の暴言やわがままな訴えや一方的な訴えに対して、
否定的感情が出てくることは、看護師は経験あると思いますが、このような時に自己一致した行動が難しい場面も多いと思います。

心理面接の中でも患者の訴えに対して、否定的な気持ちになることもあると思います。その様な陰性感情、逆転移にどのように関われるか、心理面接の中で肝かと思います。

否定的な気持ちをすぐに表現するのが難しいこともあるでしょうし、表層演技をしながら聴くこともあるかと思います。

たとえすぐにその場面でそのカウンセラーの本心を伝えられなくても、自身の本心に気づいていればよくて、ただクライエントの気持ちを聴いていく中で、ふとしたタイミングでカウンセラーの本心をクライエントの今後のためになる形で伝えられればいいのでしょう。

そしてRodgers先生も言われていましたが、カウンセラーが本心を丁寧に伝えることで、きっとクライアントも本心を伝えることが出来て、両者にとってよい方向に進んでいくと思われます。(Rodgers先生の本の中のどこかでその様なことが書かれていたと記憶しています。Rodgers先生の本は多数ありどこに書かれていたか覚えていません。参考文献としての記載は省略させて頂きますが…)

今回のオンラインセミナーを受け、この記事を早歩きで書いてみましたが、
改めてRodgers先生の本を読み勉強したいなと思いました。

もしかしたらおかしな記載もあるかと思いますので、もう1一度勉強です。

また秋元先生の日本コミュニケーター協会のセミナーもとてもお勧めです。
日本全国の看護師さん一緒に勉強できればいいなあと思いました。

聴くって大切だなあ…

10代20代はボクサー
30代40代は市民ランナー

元証券マン
看護師であり心理師でもあり

いまなお移動手段、通勤は走って移動する
死ぬまで走ると公言するkinokazuの
魂の記事を読んでいただき
ありがとうございました。

記事を引用・参考させていただき

勉強させていただき

ありがとうございました。

何かご意見あればよろしくお願いします。



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