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Chocolatine ショコラティーヌ

皆さんは、Chocolatineをご存知ですか?カタカナで表記するとショコラティーヌになるでしょうか。聞いたことのない人でも、写真を見ればすぐに「あ!」となるでしょう。

「これってPain au chocolatじゃないの?」と思った方も多いはず。

Chocolatineは、フランス南西部のトゥールーズ周辺で使われているパンの名前です。

フランスでは、いつも、"Pain au chocolat ou Chocolatine?" という議論が至るところでなされています。GOKANにいる在日フランス人の間でも、トゥールーズ出身のギヨムとその他のフランス人で度々議論になっています。

多くのフランス人が、Pain au chocolat と Chocolatine は全く同じパンで呼び方だけが異なると思っています。それで同じパンに対して、Pain au chocolat が正しいのか、はたまた Chocolatine が正しいのか言い合っています。

Chocolat が入っているから Chocolatine だと言い張るトゥールーズ人と、Raisin が入ってたら Raisintine なのかと鼻で笑うパリ人。

実は、Pain au chocolat と Chocolat とは全く違う食べ物なんです。

Pain au chocolat は、中のチョコが一本、Chocolatine は二本という大きな違いがあるんです!

Chocolatine のチョコが片方隠れていたなら、Pain au chocolat かと思って食べたら2本目のチョコが現れて Chocolatine だったなんてこともありますね。

日本なら、地域によって呼び方の変わる円柱型のあんこの入った、大判焼き、今川焼き、回転焼きなど。地域によって呼び方が変わるんだね、面白いねというだけですよね。

Pain au chocolat と Chocolatine どちらが正しいか議論するフランス人、面白いです。

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