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過去の自分からの手紙

6年程前、心理カウンセラーをしてる友人のオープンカウンセリングに参加した時のこと

10名くらいの参加者がいて、そこに来ていた中から話したい人が1人づつカウンセラーに悩みを話すという時間があった

他の参加者はその様子を見聞きしながら、その人に宛てて感想やコメントを手紙に書く

「話をしているその人は自分の鏡」

その人宛に書いたはずなのに、気付けば自分に響く内容になっている手紙だ

持ち帰ったその手紙が片付けていた本に挟まってるのを発見し、その存在すら忘れていたのに、走馬灯のように6年前の風景と感覚が蘇ってきた

その時の手紙をまたいつか見るであろう自分のためにnoteに残す…

以下、手紙の文面を文字にしてます

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【〇〇さんへ】
ガツガツ働いていた頃、イライラして、緊張して、弱みを見せられなくて、「助けて」「お願い」が言えなかった。だから言ってくる人がウザかった。「甘えんな、自分でやれ」「人を頼るな」そんな風に感じていた。

自分に許可を出してあげる。◯をつけてあげる。自分が楽になるために必要な◯ を増やせたら楽なんだろうな。✖️ばかりつけてる。そんな自分はイライラ、カリカリしてるんだ。勉強になりました。

【▲▲さんへ】
幼少の頃、両親が喧嘩して大声で罵り合っている姿、声、空気、私もそれが苦手なことに気づかされました。ありがとうございます。

社会に出てからも大声で喋る人、怒鳴る人、が怖かった。その原因が私も分かりました。

【□□さんへ】
ご自分でもわかってるつもりだけど、ちゃんと感情を受け取ってらっしゃらないのかなあと思いました。

自分も人前で強がったり、かっこつけたりする部分があり、「悲しい」「寂しい」って人に言えない。それは家族にも同じ。

でもカウンセラーの方が□□さんを抱きしめられているのを見た時、自分も母親にそうされたかったんだなと思いました。

【●●さんへ】
私も今年の5月に祖父が亡くなりました。泣かないだろうと思っていたお葬式で、最後のお別れの時、一気に感情が溢れてきて涙が出てきた。

言いたかったこと、伝えたかった「ありがと」と「ごめんね」を言えなかった後悔がブワーと出てきた。それを思い出しました。「愛してくれてたのに、怖がって、めんどくさがってごめん」それを伝えたいです。

以上が手紙の文面です

この頃は30代半ばで、生きづらくて仕方なかったのを思い出す
それがなぜなのか分からず、でもそこから抜け出したくて足掻いてた

今ならなんで生きづらかったのがわかり、自分でかけてる呪縛にも気付ける

そう思える私は、あの頃に比べてちゃんと成長し、今は自分の人生を楽に楽しもうとしている

人生いろんな事があるけれど、無駄な経験はなく、全てがその先の自分の人生に繋がっていると、ずっと先になってから気付く

だから今は自分のやりたいという気持ちを大切に、その時間を楽しみながら過ごそうと思う

【6年前の私へ】
私は今、おかげさまで楽しいです
たくさんん苦しんで、涙してくれてありがとう
あなたのおかげで今の私がいます…

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