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遺伝を馬鹿にするなかれ

日々だらだらと、皆さんにはどうでも良いことを書いています。恐らく今日も同じです。

さて、今日は個人的な「遺伝」について考えてみたいと思います。

最近、ひろゆきさんの「1%の努力」という本を読んでいます。あの2ちゃんで有名な方です。

勝手な偏見で苦手な印象を受けていましたが、ご著書はけっこう面白いです。
ぼくはひろゆきさんほど頭も切れないし、要領も良くありませんが、ノリというか、低体温な感じに共感しています。
熱血漢やがんばりを強要してくる輩が苦手です。

さて、前述の「1%の努力」の中で、遺伝と環境に関するエピソードがありました。
本の内容は、是非お読み頂くとして、ぼくはまもなく40代に突入するのですが、なんだかんだで、最近両親に似てきたことが多いなあ、と感じています。


例えば、スポーツ選手も芸能人も親子共々という方が多いですし、独立、起業される方は、ご両親がご商売をされていた、というのも良く聞く話です。
これは遺伝もあるだろうし、そういう環境にいれば自然とアンテナもそっちを向くのだと思います。

だから、つまるところ、自分の適性を知るには、案外、親を良く知るのが近道なのかもしれません。

ぼくのことを例に出すと、ぼくの実家の家業は寺です。ぼくは末っ子なので、実家から離れてフラフラしてますが、なんだかんだで、やっぱり宗教的なことに対しては親近感があります。
仏教はもちろん、他の宗教のことを知るのも結構好きです。

また代々、田舎寺の収入だけではご先祖様達も生活できなかったようで、家業の寺ともう一つ何かしら仕事をしていたようです。
役場の職員だとか、学校の教師だとか、そんなことをしていたようです。

で、自分を振り返ると、やはり世ごとには疎く、また稼ぎを競争するような会社よりも、のんびりと公共性のある仕事に従事する方が性に合っていますし、ぼくも副業をしています。

また代々、説法をしてきた血なのか、大勢の前で話すということにそこまで苦手意識がありませんし、実は墓場に行くと不思議なことに落ち着きます。

これらは父方の特性のようで、母方の特性と考えると、ぼくの母は凄くお洒落なんです。
特にコムデギャルソンの普段使いできるラインを、とても自然に着こなしていて、もう70歳過ぎの田舎のおばちゃんですが、自分の母ながら関心します。

ぼくは母から鞄などのお下がりを貰うので、それらを身につけていると、ぼくのことをお洒落だと思う人はいるようです。

これらは両親の良い面です。

もちろん両親にも悪い面を子供のぼくが感じるところもあり、それらを残念ながら自分が引き継いでると感じることも良くあります。

まあ、ここでは両親の名誉の為に言及しません。

ぼくも若かった頃は、両親に対して今よりも沢山反発していました。父のような人生は嫌だ、なんて。
きっと若い男子の多くはそう思うんじゃないかな。

でも、自分の中には両親からしっかり引き継いでいるものがあります。良い面も悪い面も。もちろん両親にはない自分だけの特性も沢山あると思いますが、自分に何が向いているかを考える時、ふと、両親がそれをやるのに向いているかを考えてみると、案外間違った判断をしないかもしれませんね。

読んで頂きありがとうございました。
また明日。

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