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家族と共に生きても孤独に陥る悲しい現実

新聞を読んでいたら、独身の高齢者よりも家族をもっている高齢者の方が、孤独を抱えやすいとのデータがあった。

「独身の方じゃなくて?」と思ったのだが、意外な事実を知って驚いた。

その主な理由は以下の2点。

  • 老いにより、家族に迷惑をかけたくない

  • 老いにより、家族との折り合いが悪くなる

いわゆる「老害」と呼ばれているものだろうか。

自分が老いることで周りに負い目を感じたり、周囲から煙たがられたりされる。

このように、自分を取り巻く環境が居心地の悪さを生み出し、孤立や疎外を感じるようになってしまう。


家庭をもつ理由の1つとして、将来独身で孤独になるのが嫌だからというものがあるが、これでは本末転倒ではないか?

むしろ、独身の方が家族に負い目を抱く精神的な重圧がない分、気が楽なのかもしれない。

思い描いていた理想像を目指していたはずなのに、皮肉にも目の前の現実は大きく異なってしまうことがある。

「家族をつくれば孤独とは無関係にいられる」という一般的なイメージは、実は幻想なのかもしれない。

なんだか、悲しいね…


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