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ボストンキャリアフォーラムに提出する自己PRを全文公開してみる。

アメリカにて約1ヶ月半が経ちました。

最近はテンションが下がり気味でほとんどSNSを見ていなかったのですが、急にスイッチが入ってきたのでnoteを書いてる次第です。


最近は11月に控えているボストンキャリアフォラーム(以下ボスキャリ)というボストンで行われる超短期の就職活動に向けた準備に追われています。

「いや、大学の勉強はしてないんかい!!」とツッコミが入りそうだけど、日本と違って毎週課題やテストがちょっとずつあるから割と計画的に授業を進められているのです。だからそんなに負担は大きくないのだ!

さて、ボスキャリというのは事前に用意することが沢山あるんですよ。その中でも一番の壁であるのが、全企業に共通で提出する6000字の自己PRです。普通のESだとせいぜい400字くらいだと思いますが、ボスキャリのはやっっったらに長いんですよね。

果たして企業側がこんな長文をじっくり読んでいるのか??と疑問が浮かぶところですが、提示されてるからには書くしかありません。(事前エントリーした企業はちゃんと読んでくれていました!!バンザイ!!)

6000字も書くとなったら面接で使える文章をそのまま文字起こししてるようなものなんで、面接官に話すことモロネタバレなっているんですが実験もかねて全部書いちゃいました( ✌︎'ω')✌︎

たぶん他の就活生は、自己PRを書く際に「就活 自己PR 書き方」とGoogle先生に助けを求めてそれを参照しながら書き進めていると思います。でも「それじゃ面白くないな〜」と感じたので自己PRのセオリーをガン無視して執筆することにしました。
ボスキャリのレジュメは随時更新することができるので、多少の変更は重ねていきますが基本的にはこの型で提出しようと思っています。


そもそも何でこのレジュメを公開しようと思ったかというと2つ理由がありまして、

1,検索しても参照できるものがなかったら
2,公開した方がメリットがありそうだから


1の理由は単純で、ある程度頭の使える人は沢山書くこともあるし、ESにどんなことを求められているのかを分かっているんだと思います。そういう人は、インターネットを参照することもないでしょうし、そもそもネット上に公開しようなんて気にもならないんじゃないかという推測。

2つ目は発信活動をしているからこその発想かもしれないけど、多くの人に自分をアピールしておいた方が良いよなーと思うから。インパクトあることしてこなかった学生だし、向こうから見つけてもらおうなんて考えじゃダメダメでしょう。僕に対して何かを感じてくれる人がゼロじゃないなら、良くも悪くも等身大の自分を知ってもらってもらわないといけない。そう考えると、企業に提出するよりも意義があるんじゃないかとも思う。


というわけで長々と書いてきましたが点線の下からがレジュメの全文になります。




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自分の力に気がつき、それらを発揮できるようになったのは大学3年生の春にTwitterをビジネス運用し始めたのがきっかけです。
実績・SNS経験・特別な経歴を持っているわけではありませんでしたが、SNSマーケティングを始めてから2ヶ月間で約7万円の収益を得ることができました。
具体的には、有料noteの販売(”note”とは記事をブログとして無料で書けたり、有料で商材として販売できるプラットフォーム)で3万円・Twitter運用方法についてのコンサルティングで4万円です。商品企画から販売までのプロセスを全て一人で、なおかつ完全オンラインで構築しました。

Twitterを始める以前は毎日をなんとなくでしか過ごしていませんでした。そんな自分がすごく嫌で、「何者」かになろうと必死にもがきました。バイトを始めてみたり、プレゼン大会に出てみたり、ひとり旅に出てみたり。ただどれもこれといった変化が得られなかったのです。
しかし、スモールビジネスを行ったことで、自分の能力を最大限に発揮できる場面やモチベーションの所在を実践を通して体感することができました。

この自己PRでは①強み・それをどう活用してきた、②行動原理とモチベーションの所在、について過去の経験を交えながら書いていきます。

①強み・それをどう活用したか

私の強みだと言える点は2つあります。1つ目が『個人のニーズを的確に把握できる』、2つ目が『着想』です。

第一に『着想』について。
他人とは違った考え方をすることに長けています。例えば有料noteの販売では他の人とは違う工夫を加えることで販売数を伸ばしました。
有料noteは普通「記事を書く→有料noteとして公開する→購入してもらう」という手順を踏み、「記事の情報」を価値として販売します。
一方で僕の場合、「記事の情報」だけを売りにすると競合の情報と比べて価値が少なかったので「タイトルだけの白紙のnoteを公開する→購入してもらう→更新しつつ記事を書き進める」という手順を踏みました。
このようにマネタイズの位置を早めることで「記事の制作過程を学べる」という付加価値をつけることができたのです。
結果的に、1部も買ってもらえない人も多い中40部以上購入していただけました。


しかし、昔からアイディアを出すのが得意だったわけではありません。中学生のとき、生徒会の一員に選ばれ文化祭をどう盛り上げるのかという議題で話し合う機会がありました。周りの人は柔軟なアイディアをポンポン出していている中、僕はありきたりな答えしか思いつかず黙り込んでしまっていました。
その経験をしてから自分には面白いアイディアは出せない、とコンプレックスに思ってたんです。知見が広いアイディアマンには憧れを抱いていたのでなおさら悲しく思っていました。

ただ、「人と違うことをしたい」という気持ちを強く持っていました。死についてめちゃくちゃ考えたときがあって、生きている意味はあるのかだとか、死後の世界なんて本当にあるのかなど一日中考えていました。その結果、どうせ死ぬんだったら面白い生き方をして楽しみたいと思うようになったんです。

みんなが予備校に行っている中あえて独学でやってみたり、ゼミの面接に全員スーツを着ているのに私服で受験しに行ったり、資格試験に合格したら奨学金がもらえたのでバイトしないで勉強ばっかしてたり、多くの人が選ばない道をあえて選んできたつもりでしたが、規模も小さいしただの自己満足でしかありませんでした。それでも、とにかくその他大勢になりたくなかったんです。
事業を作る立場になって、その方法がまともになってきて、その目的がほんの少し価値を生み出し始めました。


この強みは『企画』『プロモーション』を考える際に役立つことができると考えています。両者も他社と違うことをして目を惹くことが大切です。企画は上述したようにちょっとした工夫を加えるだけでターゲット層を広げることが可能になりますし、プロモーションにおいても「今までと何か違う」という印象を与えるだけで注意を惹くことができます。
人と違うことをしたいという気持ちが、結果的に他社との差別化を図る戦略に繋がるはずです。

次に『個人のニーズを的確に把握できる』について。
私は人と話すときその人がどんなタイプかなのかを無意識に分類しています。当たり前といえば当たり前なことですが、他の人に比べてその解像度が高いです。例えば、喋るのが好きで自分の話をずっと肯定しながら聞いて欲しいタイプ、発言に対して具体的な意見を求めてきて議論を展開したいタイプ、その場で思いついたことを突発的に話し見切り発車で会話を楽しむタイプなど、明確な区分はないもののどんな人なのかを観察しています。
これができると各タイプの人に合った対応ができるので、短時間で相手のパーソナルな部分を短時間で探ることができます。

このスキルは日常でもビジネスシーンでも生かすことができました。例えば、日常では相手のペースで話を進めることができるため、お互いにストレスがかからないように会話をコントロールすることができます。そのせいか、相談事を受けることが多く『聞き上手』と思ってもらえることが多くなりました。
また、ビジネスにおいてはSNSでのコミュニケーションに役立てることができました。Twitterはテキストでの会話がほとんどなのですが、自分のツイートに対する反応や拡散率からターゲット層のニーズを的確に把握してやり取りをすることができました。結果として、2ヶ月間で4000人以上のフォロワーを獲得することができました。相手のニーズを把握することで、需要のあるブランディングをしていくことができます。


もともと私は極度の人見知りでした。初対面の人に自分から話しかけることが一切できず、他人とコミュニケーションをとることなんてほとんどありませんでした。昔の自分の印象を友人に聞いてみたところ「仏像見たいで怖かった」とまでいわれてしまいました。
そうなってしまった原因は人の前で失敗したくないという気持ちがあったからだと思います。父がかなり厳しい人で、悪いことをしたら天井から落とされたり、ベットから引きずり出されたり、裸で外に出させられたりもしました。なので『人前で失敗してはいけない』と無意識に刷り込まれてまったんじゃないかと考えています。

そんな自分を変えてくれたのは、中1で同じクラスだった女の子でした。その子はクラスで一番かわいくてアイドル的な存在でした。学校が始まり半年が経った頃、席が隣になって仲良くなれるチャンスがやって来ました。その子は気さくに話しかけてくれるのですが、相変わらず自分からはなかなか声をかけられずにいました。
すると、その子が突然「全然目合わせてくれないね」と言ってきたのです。このとき自分の中で何かが吹っ切れたんです。ちゃんと目を見て話せないというだけでせっかくのチャンスを無下にしてしまってきたこと、コミュニケーションは人間関係に絶対的に必要なんだということを自覚しました。不純かも知れないけれど、僕にとってその経験は長年のコンプレックスを拭う大きなきっかけになりました。


とはいうものの、直ぐに誰とでも話せるようになった訳ではありません。自分から話題を振ったりすることにはまだ抵抗がありました。そこで勉強し始めたのが『心理学』です。
当時、メンタリストのDaiGoという人がテレビで人の心を読むマインドリーディングという技術を使いパフォーマンスをしていました。それを見たとき、もし相手の気持ちを体の動きから読むことができれば、コミュニケーションが楽になるんじゃないかと思ったんです。つまり「話しを振る前に相手の好きな話題を把握しておいて確実に会話を盛り上げよう作戦」です。

これが上手くハマりました。会話をしている最中どんな話題に対してプラスの反応を示しているのか、それとも否定的な反応をしているのかを自然に読み取れるようになってきたんです。
これを長年繰り返し行ったことで、相手のタイプを分類できるようになってきました。特に、初対面の方や人見知りの方の気持ちは自分も痛いほど経験してきたので上手くコミュニケーションをとる自信があります。


上述したように、SNSのような双方向でのコミュニケーションには自信があります。ですので、この強みは広告/プロモーションといった見込み客へアプローチする際に役立つのではないかと考えています。私の得意なTwitterをはじめとするSNSは費用をかけることなくリーチ数を上げることができますし、若年層をターゲットにしている場合にはかなり効果が高いと思われます。また、その他の方法であっても、商品を広告して販売までした経験があるので早い段階で貢献ができるはずです。


〜まとめ〜
『競合と差別化を図る創造性』
→企画をする際に、他者とは違う発想を出すことができる

『ニーズを把握する能力』
→広告/プロモーションにおいて的確にニーズを刺激することができる

②行動原理とモチベーションの所在

私の行動原理は『面白い』です。面白いと思ったら直ぐに行動できます。もっと具体的に表すと、誰もやったことのないこと(実験)、客観的にみてカッコいいと思ったことなどです。

例えば、誰もやったことのないことでいうと「zozoスーツを着て北海道から47都道府県をヒッチハイクで日本縦断する」という企画をやったことです。この企画は私を含め3人で行ったのですが、知り合ったのは出発の1週間前で、会ったその日に実行することに決めました。
行く目的は3人ともバラバラで、私は⑴全国を踏破したいと前々から思っていた、⑵運営していたブログがGoogle Adesence に合格した直後でネタが欲しかった、⑶今しかできないことだからという理由からでした。同じような企画をしている人たちは他にいませんでしたし目的を達成できるのか分からないけど、やってみたらどんな影響が自分にあるのかを知りたかったのです。
こんなにスピーディーに企画をして即実行に移したのは『面白そう』という気持ちが大きかったからでした。もし「私服で電車を使って日本縦断をする」という企画だったら参加していなかったと思います。

できる限りみんなと違うことをする。誰にも予想できない結果を自の手で出す。そういったことが私の原動力になっています。


次に行動を起こした後のモチベーションについて。モチベーションが上がるタイミングは主に2つあります。一つ目は『ライバルが存在するとき』、二つ目は『ゲームモードに入ったとき』です。

『ライバルが存在するとき』は文字通り、同じ目標に向かう仲間がいるとやる気が湧いてきます。特にライバルが自分よりも5歩くらい先にいると「なんとしても追いついてやる!」「負けたくない!」という気持ちが大きくなり集中力が増します。学生生活では、部活やプレゼン大会に出た際には、周りに優秀なライバルがに沢山いたおかげで頑張り続けることができました。
これは長期的にモチベーションを保つときに有用です。
また、中長期のプロジェクトでは後半になるにつれて客観的な目線を失ってしまうことが多いですが、ライバルがいることで自分の状態を冷静に俯瞰してみれることができます。そういったメリットから、どうしても達成しなくてはいけない目標があるときには周りの環境を利用することが多いです。


一方で短期的にモチベーションを高めるときには自分を『ゲームモードに入れる』ことを意識しています。これは、達成しなくてはいけないタスクをゲームのように捉える、いわゆる「ゲーミフィケーション」をするということです。
例えば、今月できるだけお金を稼ぎたいと思ったら「今月はバイトなしで収益を5万円出す」と自分で目標を設定して、遊び感覚で目標を達成するように心がけています。こうすることで、無機質な作業もゲーム感覚でこなしていくことができます。

私は昔からRPG系のゲームが好きで、どうやってボスを倒そうか、今自分が使える武器でどう闘うべきかを考えるのが好きでした。その名残からか、小学生の頃から勉強も全て遊びだと捉えてきました。国語は文脈から筆者の意図を見つけ出す推理ゲーム、数学は公式という与えられた武器を使って攻略していくRPG、英語は単語をひたすら覚える記憶力ゲーム。
なんでもないことを勝手にゲーム感覚で捉えると、無機質な目標も達成するのがとても楽しくなるんです。


〜まとめ〜
・行動原理
『面白いこと』
→誰も予想できない実験的なことに挑戦するとき

・モチベーション
『ライバルの存在』
→競い合う相手がいるとやる気が持続する(中長期的)

『ゲーミフィケーション』
→タスクをゲーム感覚でこなしていく(短期的)

100%ラーメンに変化します。