桜の色を思うとき

桜の色が親しい そう初めて感じたのは
あなたに心を持っていかれた年のことだった

桜の色が切ない そう初めて感じたのは
あなたが僕とは違う道に進む年のことだった

桜の色が温かい そう初めて感じたのは
あなたが僕のとなりにいてくれた年のことだった

桜の色なんてどうでもいい そう初めて感じたのは
あなたと離れてしまった年のことだった

あれから何回桜を見たかな

今年の桜は明るく 優しく 素晴らしく見える
どうかあなたの目にも
そう映っていますように

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?